ハーレクイン・シリーズ
幼くして母に捨てられ、父と世界各地を転々としてきたジョージー。 今は離れて暮らす父が、ギリシアで美しい島を見つけ、 農家を改装してゲストハウスを営むことにしたという。 だが喜びも束の間、不幸にも父は突然の病で帰らぬ人となってしまった。 天涯孤独のジョージーは亡き父の夢を叶えるため島に渡ったが、 すぐに底をついた資金を工面すべく、働きに出ざるをえなくなる。 リゾートホテルの重役秘書の仕事にありついたはよかったが、 上司となるルーカスは、弟が勝手に決めたことだと解雇を宣告した。 ジョージーがなおも懇願すると、彼は意味ありげに言い放った。 「きみを雇うわけにいかない。社内恋愛を禁止する社則を設けたんだ」
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2018年08月20日
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- 著者
- カトリーナ・カドモア
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- 訳者
- 神鳥奈穂子
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- 定価
- 723円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2018年08月02日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-22527-6
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- 書籍番号
- I-2527
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モニター
お互い違う世界の人間だったはずの二人が徐々にどうしようもなく惹かれあう過程が丁寧に描かれています。何よりも悪い人がいないので安心して読めました。恋愛だけでなく家族の絆も考えさせられるお話です。最後ヒーローの本心に気がついたときのヒロインの描写は感動的でした。
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Hoko cyan
初めて読む作家さんの作品です。親を亡くしたヒロイン。ヒーローが愛に悩み苦悩する姿がよかった。ヒロインがいくつかの語学ができるのがうらやましいなぁと思いました。勇気を出して後悔しないように臨む姿に読んでいてスッキリしました! 2回読みましたが兄弟がいい感じで出て来ます。関連する作品に期待できるかしら?
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segawa
美しい海と空の青さと建物の白さが眩しいギリシアのイメージそのもののタロス島を想像して読んでました。過去に傷ついたヒーロー、ヒロインがそれを乗り越え信頼関係を築いていく。悪い人間が出てこないので自然な感じでよかった。私としてはソフィアがルーカスに気があって一波乱あるのではないかと思ったりしたのですが…。
活字中毒のアイルランド人作家。夫と4人の子供たちと愛犬とともにコークに住む。心理学の修士号を持ち、多国籍企業で長年働いてきた彼女は、愛やハンサムな男性にまつわる白昼夢に耽るラッキーな仕事に就けたことが信じられないという。