ハーレクイン・シリーズ

午前零時の花嫁
私の不幸続きの人生に訪れた、一縷の望みだったのに……。
フィービは病を抱えた母の治療費を工面しなくてはならず、イタリア人大富豪マッテオのひどく傲慢な口調に反感を覚えつつも、彼が所有する由緒ある豪邸2軒の改装を引き受けた。場所は、ここニューヨークとローマ。航空機事故で婚約者を亡くして以来、飛行機に乗れずにいたが、マッテオの支えでどうにかローマに降り立つことができた。彼の意外な優しさに、フィービの胸にえもいわれぬ感情が芽生えた。いつかまた人を愛せる時がくるのかと思っていたけれど、これは……。だが期待もむなしく、その後、マッテオは連絡を断つのだった──飛行機に恐怖を感じる彼女を、異国に独り残したまま。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2018年08月05日
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- 著者
- スカーレット・ウィルソン
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- 訳者
- 西江璃子
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- 定価
- 723円(税込)
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- ISBN
- 978-4-596-22526-9
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- 書籍番号
- I-2526
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スコットランド西海岸在住。8歳で初めて物語を書いて以来、ずっと創作活動を続けている。熱心な読書家で、児童文学作家イーニッド・ブライトンを読破したのち、人気の大作シリーズなどへと移行し、やがてミルズ&ブーン社のロマンスにたどり着いた。医療従事者でもある彼女にとって、医療現場と恋愛を描くメディカル・ロマンスは夢の取り合わせだと語る。