ハーレクイン・シリーズ
ジュリアは秘書として、妻として、 仕事で世界中を飛びまわる夫マックスを支え続けてきた。 祝い事もせず、くる日もくる日も仕事に明け暮れて……。 こんなの幸せじゃないと訴えても、夫は聞く耳を持たなかった。 とうとう耐えきれずに家を出たあとで、身ごもっていることに気づいた。 でも、子供はいらないと明言していた彼には打ち明けられない。 1年後、ジュリアは独りで双子の赤ん坊を育てていたが、 今でも本当はマックスが恋しくて、枕を濡らす夜があった。 父を知らずに育つ娘たちの顔を見るたびに、悲しみで胸がつぶれる。 そんな彼女の前に、ある日突然、怒りに満ちたマックスが現れた!
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2018年08月05日
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- 訳者
- 北園えりか
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- 定価
- 723円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2018年07月19日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-22525-2
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- 書籍番号
- I-2525
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モニター
愛し合って、永遠の愛を誓った二人が、なぜ? それが、人の「弱さ」なのかもしれません。永遠に変わらない心などないのかもしれません。ですが、人は、何度でも恋をすることができます。同じ相手に、何度でも。夫婦は化繊の帯紐のようなもので、何度でも締めなおさなければ緩んでほどけてしまう、と聞いたことがあります。この物語は、愛し合う二人が関係を結びなおす物語です。ラストシーン、泣けます。
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モニター
仕事に打ち込む夫を支えたいけれど家庭も大切にしたいヒロインの気持ちに共感しました。反発しながらもヒロインを深く愛していて、気持ちを理解しようとしてくれる夫マックスの優しさにキュンとしました。
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おうどんさん
王道のすれ違いものでしたが、珍しくヒロインのジュリアと夫マックスはお互いへの愛情に疑いは持っていません。仕事人間の夫と温かい家庭を築きたい妻の価値観の対立です。ジュリアの言い分も、マックスが仕事にのめり込むきっかけとなった出来事も理解でき、お互い変わろうとする姿が建設的でとてもよかったです。また、マックスの出張先としてチラッとだけでしたが東京や日本人らしき登場人物が出てきたのも新鮮でした。
イギリスの作家。看護師、秘書、教師、室内装飾業者を経て、現在は小説家に落ち着いた。「いつも何かを探し求めてきて、作品を執筆するごとに新しい世界や友人との出会いがあった」と語る。イングランド東部のサフォークに、教師である夫、数多くのペット、馬好きの娘2人に囲まれて暮らしている。