ハーレクイン・シリーズ
出会った日から半年間、カーラはローマの伯爵チェーザレの従順でやさしい恋人だった。 ところが傲慢な伯爵は、カーラの愛に価値はないというように、 庶民の彼女を切り捨て、侯爵令嬢との婚約を発表する。 失意のカーラは、母に命じられた男性と結婚するしかなくなるが、 その男性にも結婚式で捨てられ、さらに恥をかいてしまう。 だから、再会したチェーザレを拒めなかったのだろうか? 婚約中の彼と一夜を過ごしたカーラは、罪の意識に耐えきれず、 ローマから逃げ出す。しかし、おなかには伯爵の子が宿っていた。
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- 頁数
- 224頁 / 新書判
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- 発行日
- 2018年07月05日
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- 著者
- ジュリア・ジェイムズ
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- 訳者
- 東みなみ
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- 定価
- 723円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2018年06月21日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-13341-0
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- 書籍番号
- R-3341
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- ミニシリーズ
- 愛と背徳のローマ
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モニター
社会的に恵まれ、自信に満ち溢れるヒーローと波乱万丈的なヒロイン。ただ幸せになりたいと願うヒロインが健気で、ヒーローの傲慢さに眉をしかめますが、結婚が義務だと思い込んでいるヒーローには当然なんだなと感じました。それでもヒロインに惹かれ、悩みます。そしてヒロインには様々な試練が降りかかり、大変な思いをします。この作品のヒロインが大好きです。健気で芯が強いヒロイン好きな人にはお勧めの一冊です。
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モニター
前作ではヒロインに圧力をかける我儘女のイメージのヒロインですが、本当は失恋と母親からのプレッシャーに押し潰されそうな自分を守りたかっただけだとわかります。前作を反対側からから見たお話で面白かったです。
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HQ大好き
この物語は、二人の関係を象徴するような「絵」を中心に書かれています。二人はこの絵を通じて知り合い、お互いに惹かれ合い、そして葛藤し、ヒーローは一旦別れを選択します。この「無慈悲な選択」のせいで、ヒロインは前作では悪役となってしまったのですが、そこで終わらないのがハーレクイン! ハーレクインの楽しみの1つに、そのプライドたるや天まで突き抜けそうなヒーローがヒロインに跪いて愛と許しを請うというのがありますが、今回もその点は十分満足でき、ヒロインの愛情に感動しました。
10代のころ初めてミルズ&ブーン社のロマンス小説を読んで以来の大ファン。ロマンスの舞台として理想的な地中海地方やイギリスの田園が大好きで、特に歴史ある城やコテージに惹かれるという。趣味はウォーキングやガーデニング、刺繍、お菓子作りなど。現在は家族とイギリスに在住。