ハーレクイン・シリーズ

若き乙女の婚礼
愛なき“救世主”にめとられ、若き花嫁は冷たい情熱に震えた。
オリアンは18歳にして叔父から金細工の店を任されているしっかり者。けれども今、窮地に陥っていた──店にあったはずの貴重品が消え、帳簿の数字が何者かの手で書き換えられてしまったのだ。しかも、従兄がオリアンの仕業だと声高に訴えはじめた。かわいがってくれた叔父はならず者に襲われてこの世を去り、彼女をかばう者は誰もいないと思われたが、たった一人だけ、領主のサー・ユーアンが救いの手を差し伸べた。彼はオリアンを妻にする代わりに、従兄を黙らせると約束した。でも、これははたして救いなの? 彼は唇を奪い、こう言い放ったのだ。「両親が望んでいる孫を産んでくれれば、きみの愛など必要ない」
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- 頁数
- 288頁 / 新書判
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- 発行日
- 2018年07月05日
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- 著者
- ジュリエット・ランドン
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- 訳者
- 落合どみ
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- 定価
- 906円(税込)
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- ISBN
- 978-4-596-33287-5
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- 書籍番号
- PHS-187 (初版HS-82)
古代の面影を残すイギリス北部の村に夫とともに住む。美術や歴史への興味が旺盛で、ヒストリカルの小説を書き始めた。作品を執筆するために調べ物をするのはとても楽しいと語り、特に中世初期がお気に入りの時代だという。