ハーレクイン・シリーズ
ホープは18歳という若い身空で結婚したものの、 妻を顧みない薄情な夫に悩まされ、やがて離婚にいたった。 夫の浮気相手が親友だったことで、 二重苦を味わった彼女の心の支えになったのは、夫の弟ガイだった。 “ぼくは以前からきみを愛していた”というガイの言葉に接し、 その慰めにすがるように、ホープは彼を受け入れてしまった。 ふたりで虚空に愛を描いた、たった一度の週末……。 12年後、一人娘を育てるホープの前に、ガイが兄の死を告げに現れた。 故人の遺言で、彼女と娘はガイの瀟洒な館で暮らさねばならないという。 ホープは青ざめた──娘の本当の父親はあなたなんて、今さら言えない!
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2018年07月20日
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- 著者
- アリソン・フレイザー
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- 訳者
- 新井ひろみ
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- 定価
- 713円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2018年06月07日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-55434-5
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- 書籍番号
- PB-234 (初版I-1053)
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しるく
すれ違いまくりですが泣けました。あぁハーレクインだな~とシミジミしちゃいました。タイトルと粗筋でちょっと躊躇したのですが、普通に楽しく切なく読めました。最後はほっこり…いいお話でした。
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モニター
プライドと思い込みのためにすれ違う二人が主人公です。ヒロインのホープもヒーローのガイも若かった。子供のことを打ち明けないと決めたのも若さとプライドのためでしょう。話の最後で真実を知った娘マキシーンの言葉が今を生きる力強さを示し、未来に希望を感じました。
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モニター
元夫の弟×元夫の妻。家庭を顧みない夫に待ち疲れ、その心を癒してくれたのが夫の弟。心が通じ合い、今度こそ幸せに! と思ったのも束の間で、お互い誤解したまま離れてしまいます。離婚、娘を出産と、12年が経過したところに、とある理由で彼と再会することに。掛け違えてしまったボタンをゆっくりと元に戻していくかのように、過去と現在が交差しながらストーリーが展開していきましたが、1回目はヒロイン目線で、2回目はヒーロー目線で読むと、隠れた愛情なども見えてきて二度美味しかったです。タイトルもぴったりでした。
スコットランド北部で生まれ育つ。大学で英文学を専攻し、数学の教師やコンピューター・プログラマーとしての経歴も持つ。もともとは趣味で小説を書き始めたが、プロとなった今も“趣味”を楽しむ気持ちは変わらない。