ハーレクイン・シリーズ
残り香の誘惑
代々続く家業の香水メーカーで調香師をしているサディは、 生産量は少なくとも丁寧に作った香水に誇りを持っていた。 だが祖母が亡くなり、筆頭株主となったいとこのラウールが、 世界的な有名企業に身売りをしようと動き出す。 何事も合理的な大企業のもとでは、大切な伝統がすたれてしまう……。 サディは話し合いをするために、ラウールのオフィスへ向かった。 ところが足を踏み入れたとたん、その場に凍りついた。 目の前にいたのは、以前、香水の見本市で会った傲慢な男性── サディのことを“売り物か”と蔑んだ実業家、レオニアディスだった!
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2018年07月05日
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- 著者
- ペニー・ジョーダン
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- 訳者
- 上村悦子
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- 定価
- 713円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2018年06月21日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-55433-8
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- 書籍番号
- PB-233 (初版R-2020)
1946年にイギリスのランカシャーに生まれ、10代で引っ越したチェシャーに生涯暮らした。学校を卒業して銀行に勤めていた頃に夫からタイプライターを贈られ、執筆をスタート。以前から大ファンだったハーレクインに原稿を送ったところ、1作目にして編集者の目に留まり、デビューが決まったという天性の作家だった。2011年12月、がんのため65歳の若さで生涯を閉じる。晩年は病にあっても果敢に執筆を続け、同年10月に書き上げた『純愛の城』が遺作となった。