ハーレクイン・シリーズ
最愛の父の死に打ちひしがれていたリンジーは、五番街を彷徨うなか、 ギリシア富豪アントニオスと出会い、めくるめく恋に落ちた。 それが、悲劇の始まりだった──夢のような蜜月を経て結婚し、 ギリシアでの新婚生活が始まったが、異国の花嫁を待っていたのは、 彼女を白眼視する冷たい家族と、慣れない上流社会の洗礼だった。 夫は仕事しか愛さず、孤独に耐えかねたリンジーは母国に逃げ帰った。 やがて、アントニオスが半年間の沈黙を破り、彼女を連れ戻しに来た。 「余命わずかな母のためギリシアに戻れ。これは夫としての命令だ」 わたしを愛しているから戻ってほしいわけではないのね……。 リンジーは失望しつつも、わずかな愛の残骸にすがり、要求をのんだ。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2018年07月20日
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- 著者
- ケイト・ヒューイット
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- 訳者
- 川合りりこ
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- 定価
- 723円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2018年06月07日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-22523-8
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- 書籍番号
- I-2523
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- ミニシリーズ
- 新妻物語
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モニター
最初、ヒーローもヒロインもお互い秘密をかかえて結婚したため、愛し合っているのに歩み寄ることも出来ず、読んでいてイライラするシーンが多かったです。でも、ヒロインの秘密を聞いたヒーローが反省し、いろいろと考え、ヒロインの負担にならないよう努めている姿にキュンキュンし、2人がお互いを意識しあう様子にドキドキさせられました。お互いが成長したので最初と最後では2人の印象が違い、幸せなカップルになれて本当に良かったなと感じさせてくれる素敵な作品でした。
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ぴよちゃん
ヒーロー、ヒロインともお互いにいろんな想いを抱えながらも不器用にお互いの幸せは何か?と壁にぶつかりながらもがいている状況にぐっと来ました。初めて読む作家さんですがヒロインの設定も新鮮で、会社経営者であるヒーローとのいろんな意味での格差に、読んでいてこの二人はうまくいくのだろうか? とハラハラしてしまいましたがさすがにイマージュ作品。最後はほっこりさせられます。本の帯にあるように涙ほろり…させられますよ。
アメリカ・ペンシルバニア州で育つ。大学で演劇を学び、劇場での仕事に就こうと移ったニューヨークで兄の幼なじみと出会い結婚した。その後、イギリスに渡り6年間を過ごす。雑誌に短編を書いたのがきっかけで執筆を始め、長編や連載小説も手がけている。読書、旅行、編みものが趣味。