ハーレクイン・シリーズ
略奪された黄金の花嫁
どうしてあなたを拒めるだろう?
愛されていないとわかっていても。
仕事でラヤ国を訪問したアンは帰国後、ゴシップ誌を見て青ざめた。 黒髪に黒い瞳のゴージャスな皇太子レイフに、 宮殿の庭でキスされたときの写真がスクープされていたのだ。 いまでも覚えている──彼の力強い腕と、あたたかい唇の感触を。 でも彼は、アンの勤務先のオークションハウスが一族の宝を違法に手に入れたと誤解し、冷たく傲慢な態度を貫き通した。 罰するようなキスをした、あの別れ際の一瞬を除いて……。 そのとき、家のインターフォンが鳴り、アンは夢想からさめた。 「レイフ・コーリ皇太子だ。話がある」突然訪ねてきた彼は言葉巧みにアンを最高級ホテルのスイートルームに軟禁してしまう。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2018年07月05日
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- 著者
- バーバラ・ダンロップ
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- 訳者
- 北岡みなみ
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- 定価
- 734円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2018年06月21日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-51809-5
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- 書籍番号
- D-1809
読者レビュー
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モニター
自分の仕事に誇りを持っているヒロインと、誇り高い皇太子さま。目的も想いもひとつなのに立場の違いから分かり合えない後半の諦め感が切なかったです。その分お互いの誇りを大事にしたままのハッピーエンドに安心しました。ラブストーリーというだけでなく、犯罪者を追い詰める部分も面白かったので、もっと長いお話として読みたいなと思いました。
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モニター
アンはオークションハウスのCEO。仕事で訪れたラヤ国でラヤ国皇太子レイフと出会う。アンが自国への帰国後、なぜかインターポールから取り調べを受ける事に…。犯罪? 濡れ衣? そしてこれは愛? レイフ一族の家宝を軸にアンとレイフの心の動きだけでなく、誘拐や救出劇などスリリングな場面もあり、飽きることなく一気に読み進められるお話でした。
初めて小説を書いたのは8歳のとき。周囲から絶賛されるも、残念ながら広く刊行されるには至らなかった。だがそれがきっかけで執筆への意欲を燃やし、今や受賞歴を誇るベストセラー作家となった。彼女の作品は世界の多くの国で読まれている。