ハーレクイン・シリーズ
イギリスの競技場ではラグビーの試合が始まろうとしていた。サンタリア公国のゴージャスな大公カスペルが観覧するとあって、観客はわいているが、ウエイトレスのホリーはうわの空だった。昨夜、婚約者から別れを切り出され、絶望のどん底にあったのだ。大公一行に昼食を給仕している最中、思わず涙ぐんだとき、ホリーにティッシュを渡してくれたのは、なんと大公だった。しかも、いきなり彼女を口説きはじめるではないか。甘い言葉にうっとりしていたホリーは気づくはずもなかった、試合を中継していたカメラが二人に向けられたことも、それがどんなスキャンダルを巻き起こすかも……。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2009年10月20日
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- 著者
- サラ・モーガン
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- 訳者
- 片山真紀
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- 定価
- 723円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- ISBN
- 978-4-596-12430-2
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- 書籍番号
- R-2430
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モニター
大好きなシンデレラストーリーです。なんといっても登場人物が魅力的です。ヒロインホリーの母性愛、大公カスペルの男性的な優しさ?! 脇役の面々もあたたかい。まさにハートウォーミングストーリーです。人物描写、ストーリー展開など全てが二時間ドラマ的です。でも不思議なことにそれほど欲求不満にならないのは、ツボは外していないからだと思います。
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モニター
まさに現代版シンデレラストーリーのような物語で大満足!主人公のホリーが健気で天真爛漫でとても可愛らしくて、読み始めてすぐに物語に惹きこまれ彼女の恋を応援したくなりました。富も名誉も何もかもすべて持っている大公が、純粋で計算のないホリーの言動にペースを乱されつつも次第に虜になっていく様子は何だか微笑ましくもあり、とてもお似合いの二人でした。読後感も爽やかでおすすめです。
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モニター
初めてハーレクインの本を手に取りました。映画を観ているような感覚で読むことができました。普段は子育てに追われていて映画を観る機会もぐっと減ってしまっているので忙しくても本をとればロマンティックな感覚に浸れました。日本では考えにくいシチュエーションなので、それもまたよかったです。
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モニター
題名の「愛という名の鎖」からペ-ジを繰ってもなかなか解決の見えない恋のお話かなと想像しました。実際は普通の女の子が偶然を重ねながら上手に
王妃になって行きます。その過程が現代風だなと感じました。大公カスペルの描写がもう少しあると読者もカスペルに恋が出来るかもしれないなと思いましたが、すべてにすっきりしたラブスト-リ-で読んだ後味はレモンを噛んだようなさわやかさです。 -
モニター
ヒロインのホリーは、ときどきイラッとするところもありますが、とっても愛にひたむきな女性でステキでした。ヒーローのカスペルは、傲慢なオレ様野郎ですが、色気があって魅力的! カスペルがホリーを信じるようになった最後の展開は、早足すぎて説得力に欠けるところもありますが、これぞロマンス!という設定や魅力的なキャラクターがたくさん出てきて、楽しめる一冊でした!
イギリスのウィルトシャー州生まれ。看護師としての訓練を受けたのち、医療関連のさまざまな仕事に携わり、その経験をもとにしてロマンス小説を書き始めた。すてきなビジネスマンと結婚し、小さな男の子が二人いる。子育てに追われながらも暇を見つけては執筆活動にいそしんでいる。アウトドアライフを愛し、とりわけスキーと散歩が大のお気に入り。