ハーレクイン・シリーズ
シンデレラは二度傷つく
どんなに傷つけられても、
あなたをずっと待っていた。
自動車修理工場で働くセイディは新入りの整備士を見て驚いた。 4年前、目眩く週末を過ごしたあと、別人のように冷酷に親の決めた許婚の元へ去ったアントニオと瓜二つだったのだ。 いいえ、人違いよ。イタリア屈指の名家の御曹司が、 こんな小さな工場で機械油まみれになって働くはずがない。 だが、魅力的な笑顔の彼に日々口説かれているうち、 セイディは心を奪われかけている自分に気づいて動揺する。 しっかりしなくては。私には誰より大切な人がいるのだ── アントニオとの愛の結晶である幼い息子が。
-
- 頁数
- 224頁 / 新書判
-
- 発行日
- 2018年06月20日
-
- 著者
- レイチェル・トーマス
-
- 訳者
- 山科みずき
-
- 定価
- 723円(税込)
-
- ポイント
- 0pt
-
- 発送予定日
- 2018年06月07日(予定)
-
- ISBN
- 978-4-596-13336-6
-
- 書籍番号
- R-3336
読者レビュー
-
モニター
ストーリーが大変わかりやすく、感情も入りやすく、一気に最後まで読めました。ヒーローとヒロインの感情の動きもよくわかりました。だからこそ、ヒーローにもっと早く、自分の気持ちに素直になって欲しかったです。レオがとってもかわいくて癒されました。
-
カートン
普段はシークレットベイビーものはあまり好んで読まないのですが、これはぐいぐい引き込まれて一気読みしてしまいました。自分の元から去っていた男性と瓜二つの男性を警戒しながらも、ついつい彼に心を許していろいろと打ち明けてしまうセイディの心の葛藤、また酷い男であるはずのアントニオのことを心のどこかで信じ続けている彼女の切ない思いがよかったです。
-
モニター
大富豪の謎の賭け事から始まるお話。賭け事の中で仕組まれた再会で、お互いを好きなのかそうじゃないのか。必要なのか必要ないのか。理由がいるのかいらないのか……。ふたりともかなり気持ちが揺れ動きながらお話は進みます。過去に傷ついたがゆえに、頭で考えすぎてしまうふたりに焦れますが、けなげなヒロインを応援しながら読みました。
10代の頃、彼女の人生の大半を占めていたのはハーレクインの小説だった。その後、自身でも小説を書いてみるが挫折。2008年から本格的に執筆を始め、2013年にはハーレクイン主催の新人作家コンテストのファイナリストに選ばれた。現在はウェールズ在住。執筆と農作業の合間には、写真を撮ったり、城や歴史的な建造物を訪ね歩いたりして過ごすという。