ハーレクイン・シリーズ
ローズガーデンの贈り物
庭に薔薇の花が咲き乱れるこの屋敷で、
一緒に赤ちゃんを育てられたら……。
エミリアは奇跡のような妊娠を果たした── 不治の病で逝った夫が体外受精専門クリニックに遺した精子を使って。 ところが、ある日、出向いたクリニックで取り違えの事実を告げられる。 おなかにいる子の父親が亡夫ではなく、知人の大富豪サムだなんて! 独りで不安な彼女は、田園地方にあるサムの屋敷にたどり着いた。 クリニックの院長からともに説明を受けたあと、 “困ったことがあったら、いつでも来ていい”と言ってくれていたから。 優しい出迎えといたわりの言葉に、エミリアの気持ちは激しく揺れた。 ハンサムで精悍なサムに強く抱きしめてほしいけれど、 赤ちゃんと私に対して何の義務もない彼に迷惑はかけられないわ……。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2018年06月20日
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- 訳者
- 北園えりか
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- 定価
- 723円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2018年06月07日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-22519-1
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- 書籍番号
- I-2519
読者レビュー
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モニター
ヒーローとヒロインは顔見知りなだけなのに2人の子供ができてしまいます。ヒロインの妊娠の経緯を知ると気の毒としか言えませんが、この妊娠がきっかけでヒーローと心を通わせていくようになります。この過程がすごく好きです。心根の温かいヒーロー、真面目で愛情深いヒロイン、ため息をつきながら読みました。最後は幸せな2人にほっこりします。
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かんこ
サムとの間に色々な問題がありますが、ローズガーデンを復活させようと庭仕事に夢中なエミリアの愛と情熱によって2人は徐々に親密になります。庭でベンチに座りお茶を飲みながら大切な話をするシーンを何回か読み、目をとじたらローズガーデンがぼんやり浮かんでくるようで、とても素敵な気分になれました。リアルに自分の家庭でも取り入れたいなって思えました。
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モニター
題名の通りバラの花びらのような繊細さで柔らかな読後感でした。言葉足らずで申し訳ないですがとても素敵です。
イギリスの作家。看護師、秘書、教師、室内装飾業者を経て、現在は小説家に落ち着いた。「いつも何かを探し求めてきて、作品を執筆するごとに新しい世界や友人との出会いがあった」と語る。イングランド東部のサフォークに、教師である夫、数多くのペット、馬好きの娘2人に囲まれて暮らしている。