ハーレクイン・シリーズ
囚われの乙女の祈り
叡智あふれる絶対君主に、
窮地の乙女は囚われて……。
「欠点はあるが、君は留置場の外にいるほうが役に立つ」 詐欺容疑で拘束された父親に会うため砂漠の国を訪れたエズミは、 あまりにもハンサムで傲慢な国王ザイードの言葉に耳を疑った。 父親を助けたければザイードの王宮にとどまり、 ソーシャルワーカーの経験を活かして彼の下で働けというのだ。 反発するエズミだったが、目の前で父親が病に倒れた瞬間、 なんでもするから助けてほしいと思わず懇願していた。 ザイードの強烈な魅力を前になすすべもなく純潔を捧げ、 異国の世継ぎを身ごもることになるとは夢にも思わずに。
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- 頁数
- 224頁 / 新書判
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- 発行日
- 2018年06月05日
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- 著者
- マヤ・ブレイク
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- 訳者
- 水月遙
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- 定価
- 723円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2018年05月24日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-13332-8
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- 書籍番号
- R-3332
読者レビュー
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モニター
家族を裏切り続けている父からの懇願でザイードの治める国に父を助けるために向かうエズミ。ザイードの提案? 条件? で国にとどまるエズミ。わかりにくいザイードの気持ち、エズミの想い。病気になった父を救うことをザイードに願うエズミの姿には心惹かれます。その父の過去の悪行がザイードとエズミに醜聞という形で襲いかかります。愛の強さが試されそうな展開。先が知りたくてあっという間に読み終わりました。
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モニター
家族を守りたい、家族のためにという思いと、自身の気持ちとの間で葛藤が繰り広げられており、話の展開にひと時も目が離せない作品でした。ヒロインが感じていた、ヒーローの印象や気持ちが徐々に変化していくところに注目です。
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RUKA
辛い過去をもったヒロインとヒーロー。そしてまだ会う前からお互いに惹かれあっていた2人。惹かれあいながらも理性でその思いをなんとか打ち消していたけれど、熱い情熱で結ばれて…。しかしそこからまた一波乱。なかなか本当に幸せにたどり着けない2人にこちらがそわそわ、ドギマギしてしまいました。
イギリスの作家。妻であり2人の子どもの母でもある彼女がロマンス小説の虜になったのは、13歳のとき。姉から借りた1冊のハーレクインがきっかけだった。そんな彼女にとって、ハーレクイン社でのデビューは夢のようだったと語る。執筆に没頭していないときは、旅行やツイッターが好きだという。