ハーレクイン・シリーズ
望まぬ花嫁
乙女の心を奪っておきながら、
愛にこたえない狼男爵。
兄の友人、ウォーリック男爵レイナーとの出会いは鮮烈だった── 彼が宮廷の一室に立つと、室内が静まり返った。 人波が割れ、狼のように野性的でいて優雅な彼が目の前に現れた瞬間、 エリザベスは生まれて初めて男性に心を奪われたのだった。 翌日、兄に会いに来たレイナーと再会したエリザベスは、 遠くに住む彼にもう二度と会えないと思うと胸が苦しくなり、 彼をもっと知りたいと切望するあまり、口づけを交わしてしまった。 すると、それを兄に見咎められ、二人は結婚を余儀なくされる。 しぶしぶ求婚するレイナーの冷たい表情に、エリザベスは青ざめた。 花嫁になるのなら、望まれて迎えられたかったのに……。
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- 頁数
- 288頁 / 新書判
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- 発行日
- 2018年06月05日
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- 著者
- キャサリン・アーチャー
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- 訳者
- 永幡みちこ
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- 定価
- 906円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2018年05月24日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-33285-1
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- 書籍番号
- PHS-185 (初版HS-27)
読者レビュー
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しむしむ
ただ結婚を余儀なくされるだけではなく、レイナーの抱える秘密が、その結婚を2人に急がせます。さらに、レイナーの秘密が2人の間の溝にもなり、危機にもなる…。ストーリーが本当に良くできていて、最後まで飽きさせません。そして、ヒロインのエリザベスが外見だけではなく内面も素晴らしい女性だと、レイナーになかなか伝わらず、読者もエリザベスに感情移入してもどかしくなります。途中出てくる兄夫婦が素敵なので、続編やスピンオフがあったら読みたいと思わせたり、レイナーの弟の恋愛模様など、脇の人物の描写も素敵です。
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モニター
愛に対して疑心暗鬼すぎるヒーローに決して屈せず愛を貫いたヒロインに拍手喝采です。サブキャラもハッピーエンドで嬉しかったし、悪役に訪れる結末にも納得。一気読みできました。
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モニター
意志の強いヒロインと女性を信じられないヒーローが、徐々にお互いを信頼していく様子がとても丁寧に書かれています。ヒストリカルは初めてでしたが、一気に読んでしまいました。
長年、自分のために物語を書いて楽しんでいたが、あるとき、幸運にもそれらの作品が出版されることになって、これからは自分だけでなく読者を楽しませるために書こうと決意した。夫のステファン、3人の子供とともにオレゴン州に暮らす。