ハーレクイン・シリーズ
ケンダルは恋愛を恐れ、遠ざけていた。 男性を見る目がなく、愛に恵まれないままこの世を去った母── その血を自分も受け継いでいるのだから。 なのに1カ月半前、友人の結婚式で出会ったソーヤーの虜になり、 気がつくと甘く熱い夜をともにしていた。 ニューヨークでも屈指の名家出身のプレイボーイ富豪と知りつつ、 なぜか彼の腕の中に飛びこむことに躊躇を感じなかったのだ。 自分の弱さを恥じたケンダルはソーヤーといっさい連絡を取らず、 彼への想いを断ち切るため、左手の薬指に母の形見の指輪をはめる。 まさにその日、ソーヤーが仕事の依頼で彼女の職場に突然現れた!
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2018年06月05日
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- 著者
- カレン・ブース
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- 訳者
- 八坂よしみ
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- 定価
- 734円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2018年05月24日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-51805-7
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- 書籍番号
- D-1805
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モニター
大富豪で男性としての魅力に溢れているヒーローと、仕事に生きるヒロイン。魅力的な人物描写をされる作家さんで、ヒーローが可愛く見えたりする場面も。ヒロインも女性の強さと情の深さも持ち合わせていて凄く素敵でした。お互い惹かれあっているものの、二人の育ってきた環境背景などもあり、なかなか前に進まない場面もありましたが、情熱的な大人の恋愛ストーリーを楽しめ、ハッピーエンド好きとしては読み終わってハア~♪と心が満たされた1冊でした。
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モニター
自分が苦しんでいるからこそ、相手の辛さを思いやったり、確かな未来のために過去の呪縛を解放しようともがいたりと、二人の心理描写が胸を打つ、読み応えのある作品でした。ヒロインが母との人生を思い出しながら自問自答する場面では、切なくて思わず泣いてしまいました。こんな風に、お互いが出会うことで過去を乗り越えて行ける恋愛って素敵だなと思います。
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モニター
初めて読む作家さんでしたが、ハーレクインの王道で胸がキュンとなる連続でした。プレイボーイでお金持ちのヒ-ロ―と仕事一筋のヒロイン。その二人が知人の結婚式で出会い一夜を共にしてしまって…そこからのお互いの意地の張り合い、そして、そして…と展開の良さからページが進み、物語に惹き込まれて気がつけば一気に読んでしまいました。ヒロインの心情、ヒーローの胸の内などわかりやすくて共感できます。オススメしたい一冊です。最後までキュンとします。
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JJ
ケンダルとソーヤーは、再会後からお互いにどんどん惹かれていくので、最初から甘いロマンスの期待たっぷりで読み進めることができました。ケンダルの仕事上の制約や、ソーヤーの父親との軋轢でトラブルが発生したとき、ふたりは自分たちの本当の気持ちをどう相手に伝えるのだろうと、先が気になりました。最後に、ソーヤーが忙しい中でケンダルのためにしてあげたことが、何とも素敵でした。結末のシーンもロマンチックです。
米国中西部に生まれ、子どもの頃に南部に移住。80年代ポップスやジュディ・ブルームの少女小説、ジョン・ヒューズ監督の青春映画に親しんで育つ。大都会を舞台にしたセクシーなラブロマンスを描くのが得意。執筆の合間には自分の子どもと一緒に音楽を聴いたり、南部料理の腕を磨いたり、優しい夫をおだててカクテルを手早く作ってもらったりしている。