ハーレクイン・シリーズ
初恋の紳士
ミーガンはこの道を足繁く通ったことを思い出していた。かつて、初恋の相手クリスチャンを思って心を躍らせた道のりだ。「きみが十八歳になったら婚約しよう」七年前、そう約束した彼は、突然ロンドンで絶世の美女と結婚した。そのあと妻を事故で失い、インドに渡っていたが、ミーガンの姪の後見人として、再び彼女の前に姿を現した。彼は姪を屋敷に引き取るにあたり、ミーガンもお目付け役としてしばらく一緒に滞在するよう請うてきたのだ。クリスチャンの屋敷に向かう馬車に揺られながら、ミーガンは未だ癒えぬ傷心を隠しとおす決意を新たにした。
-
- 頁数
- 288頁 / 新書判
-
- 発行日
- 2009年10月20日
-
- 著者
- アン・アシュリー
-
- 訳者
- 古沢絵里
-
- 定価
- 838円(税込)
-
- ポイント
- 0pt
-
- ISBN
- 978-4-596-76244-3
-
- 書籍番号
- HR-244 (初版HS-209)
-
- ミニシリーズ
- 初めて出会う恋
読者レビュー
-
読者レビューはまだございません。
同じテーマから探す
イギリス中部レスターシャーで生まれ育つ。カトリック教徒の両親のもとで厳格に育てられたせいか、勉強好きで品行方正な少女だった。幼いころから歴史と読書には興味を持っていた。特にブロンテ姉妹やジェーン・オースティンの名作は、今でも繰り返し読むほど好きだという。結婚して二児の母になると、幼い息子たちを寝かしつけるときに自分で物語を作って聞かせはじめた。そしてその才能は歴史ロマンス小説の作家として開花することに。彼女の住まいがあるイギリス西部には何百年も前に建てられた藁葺き屋根の建物や貴族の所有していた屋敷が残っており、古き良き時代にタイムスリップしたような感覚を味わえる。作品を書く際にはその美しい景色が大きく役立ってくれるのだという。現在二人の息子は結婚して独立し、夫と二人で暮らしている。