ハーレクイン・シリーズ
闇の王子と清らな愛人
心と体に傷を負い、野獣と呼ばれる王子。
その孤独を癒やせるのは私だけ……。
ベルはエーゲ海の島国オリンピオスに飛び、古城を訪ねた。 そこに城主アダムの怒りを買ったベルの父が投獄されているのだ。 残酷な事故で一瞬にして美貌と妻を失ったアダムは、 悲嘆のあまり城に引きこもり、荒んだ生活を送っているという。 病気の父のため、身代わりの囚人になると申し出たベルに、 彼は冷酷に告げた。愛人になるなら父親を解放してやろうと。 近く公の場に出るとき、自分の醜悪さを和らげる美女が必要だと。 ベルは震えながらも彼の黒い瞳に澄んだ光があるのを見て取り、 魅入られたように自らこの野獣の生け贄になることを決意した。
-
- 頁数
- 224頁 / 新書判
-
- 発行日
- 2018年04月05日
-
- 著者
- メイシー・イエーツ
-
- 訳者
- 山本みと
-
- 定価
- 723円(税込)
-
- ポイント
- 0pt
-
- 発送予定日
- 2018年03月17日(予定)
-
- ISBN
- 978-4-596-13321-2
-
- 書籍番号
- R-3321
読者レビュー
-
悪質なパパラッチは故ダイアナ元妃の事故を思い出しました。最初、ベルは頭がいい美女には思えなかったし、アダムは最低な男性でステキには思えませんでした。でも不思議なことに一見不似合いな二人ですが物語が進むに連れてドキドキしてくるのがハーレクインです。フェリペとレイフの関連作も楽しみです。【mint】
【編集部より】関連作『さらわれた純潔の花嫁』は6/20刊です。それに続くもう一つの関連作は8/5刊の予定です。どうぞご期待ください。 -
Y.G
初めて読む作者さんでどんな感じだろうと思ったら、とても楽しめた素晴らしい作品でした。登場人物の心の動きが繊細に書いてあり、共感を覚えました。きらびやかなギリシャの空気も感じられて、異国に行ったような気分がして、楽しい時間を味わえました。お勧めの本です。
-
モニター
他では読んだことがないくらい、「情熱」シーンの繊細さが、使われている言葉はシンプルなのに、すごくよかったです。読者の想像に任せるのではなく、しっかり描ききっているので堪能できました。
ロマンス小説を書く前から、熱心な読者だった。自分のヒーローとヒロイン作りが楽しめる今の幸運が信じられないという。オレゴン州南部の自然の中で、通りの向かいに住む両親の手を借りながら、夫と幼い3人の子供と共に暮らす。朝起きて家の裏口に熊を見つけるような生活と、自宅で書くエキゾチックな街で起こる物語との落差を楽しみながら、執筆に励んでいる。