ハーレクイン・シリーズ
リコとの結婚式を六週間後に控えたある日、ナターシャは幸せの絶頂から奈落の底に突き落とされた。彼の浮気現場にでくわしたのだ。あろうことか、その相手は彼女の妹だった。パニックに陥って逃げだすナターシャを偶然その場に居合わせたリコの義理の兄、レオが追う。彼はギリシアの大富豪で、心ひそかに彼女に思いを寄せていた。レオは傷心の彼女を優しく慰めるが、本心は別のところにあった。ナターシャを愛人にして思いのままに従わせてみようか……。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2009年10月05日
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- 著者
- ミシェル・リード
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- 訳者
- 中村美穂
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- 定価
- 723円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- ISBN
- 978-4-596-12424-1
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- 書籍番号
- R-2424
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モニター
ハーレクインロマンスを初めて読みました。まさに愛と憎しみは表裏一体、ドラマチックな展開にドキドキしながらあっという間に読み終えてしまいました。非日常的な世界にどっぷり浸れる作品だと思います。
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モニター
結婚する予定の彼が自分の妹と浮気をするという衝撃的な幕開けでした。傷ついたナターシャを義理の兄レオが優しくしてくれると思っていたらそのレオにも企んでいることがあったりして最後までドキドキする展開に釘付けでした。
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モニター
傲慢で非情な大富豪と生真面目なミス・クール。お互い強く惹かれ合っているのに「契約上の関係」というポジションをなかなか崩さない二人の関係をもどかしく感じました。あくまで生真面目なナターシャの心をどうやってレオが落とすのかと楽しみにしながら読みました。利己的な身内達の行為は最後まで気分が悪くなるものでしたが、ラストは気持ち良く読み終えることが出来て良かったです。
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モニター
登場人物が限られているため、状況設定が分かりやすく、物語にすぐに入り込むことができる作品です。この物語は衝撃の展開から始まります。結婚を6週間前に控えた女性が金銭トラブルと彼の浮気現場に遭遇します。しかもその浮気相手はなんと自分の妹!!彼女を救うのは、婚約相手の義理の兄レオ。互いを憎みあう二人が、互いを求め合うに至る心情の過程が描かれ、読み終わると心温まる1冊です。
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モニター
しょっぱなからハラハラな展開でした。タイトルからどんな内容なのか想像しきれなかったのですが、期待に十分こたえる情熱的でドラマティックなストーリーでした。王道ハッピーエンドで、「やっぱりハーレクインだよね~」と満足して読み終えました。皮肉屋のギリシア人が最後には最高のジェントルマンに見えてきてしまうという魔法の1冊でした。
日本では一九九七年に『追憶の重さ』でデビュー。以来三十作近い作品を発表し、情熱的な作風で読者からの絶大な支持を集めている。執筆の原動力となっているのは、緻密な人間観察、それにロマンス小説への飽くなき愛情だという。英国マンチェスター在住。