ハーレクイン・シリーズ
聖女は涙をふいて
優しいかと思うと冷たく突き放す。
北風と太陽で私を翻弄する彼……。
アレグラは疎遠だった父の葬儀のためにローマへ飛んだ。 15年前に、娘を捨て去った父。そんな父の愛に飢えていたのか、 参列者のラファエルと名乗る男性に誘われて惹かれるまま、 悲しみとやるせなさを癒やすように熱い一夜を分かち合った。 だが、夢から覚めるのは早かった。彼女の父が誰なのかを知るなり、 ラファエルは態度を一変させ、非情にもベッドから追い出したのだ! 悲劇はそれにとどまらず、彼が父を破産させた実業家だとわかる。 あまりにショックで放心するアレグラに向かって、 ラファエルはすかさず名刺を差し出し、冷たく命じた。 「もし妊娠していたら、必ずぼくに知らせるんだ」
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2018年04月20日
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- 著者
- ケイト・ヒューイット
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- 訳者
- 長田乃莉子
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- 定価
- 723円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2018年04月05日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-22511-5
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- 書籍番号
- I-2511
読者レビュー
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モニター
お互いに暗い過去を抱えており、なかなか上手く関係が進展しない様を見るともどかしい気持ちになりますが、ヒロインに対し冷たい態度をとりがちなヒーローが時折見せる優しい気遣いにはとてもドキドキさせられました。
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モニター
この本を読んで最初に思ったことは、運命の出会いってあるのね、でした。ヒーローもヒロインも孤独な子供時代があり、なぜそうなったかの謎が徐々に解けて最後にはハッピーエンドが待っている。最後のシーンが幸せそうですごくよかった。
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モニターうちこ
王道のシンデレラロマンスです! 内容は予想できましたが、そうだったのかー!と思うこともあり一気にワクワクしながら読んでしまいました! 面白かったです!
アメリカ・ペンシルバニア州で育つ。大学で演劇を学び、劇場での仕事に就こうと移ったニューヨークで兄の幼なじみと出会い結婚した。その後、イギリスに渡り6年間を過ごす。雑誌に短編を書いたのがきっかけで執筆を始め、長編や連載小説も手がけている。読書、旅行、編みものが趣味。