ハーレクイン・シリーズ
行動に愛が伴わない男性にさんざん傷つけられてきたキャットは、 ひとりで生きていこうと決意し、高級レストランでの仕事に就いた。 しかし案内係に昇進した今でも経済的には苦しく、 唯一の親族であるおばの治療費の工面に頭を悩ませている。 ある夜、店の上得意客ジョナスに借り物のドレスを台無しにされ、 彼女は青ざめた。こんな高価なドレスの代金なんて払えない……。 すると、CEOとして不動産デベロッパーを率いるジョナスが提案した。 「僕の妻でいる間、ひと月ごとに50万ドル支払おう」 3カ月以内に結婚しなければ会社の相続権を失ってしまうらしい。 ベッドは共にしない純粋な契約結婚という条件で、彼女は同意したが……。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2018年04月05日
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- 著者
- ジョス・ウッド
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- 訳者
- 藤峰みちか
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- 定価
- 734円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2018年03月17日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-51798-2
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- 書籍番号
- D-1798
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モニターYY
お互い惹かれあっていてもビジネスライクに徹しようとする二人がもどかしかったです。でも、経済的に困窮していても自立して頑張るヒロインや、設定の割には強引なところがなくてヒロインの意思を尊重しようとするヒーローは好印象でした。言葉じゃなくて、ヒーローの行動でヒロインに気持ちが伝わるところもよかったです。
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ラッキーのママ
キャットとジョナス、二人の結びついたきっかけが、予想出来ないようなことで、驚きました。最初からキャットはジョナスが気になっていたけど、相手はプレイボーイだし、自分の最初の結婚も失敗したことで自分の心に壁を築いたのかなって思いました。ジョナスも家庭的に問題があり、そんな二人が結婚してもうまくいくのか、とても心配しました。読み進めていくうちにキャットの心が痛いほどわかり、涙がでてきました。
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モニター
ヒーローの優しさに気づけ~と思いながら読みました。ヒロインやヒーローが自分の気持ちにもやもやしながらの行動がキュンキュンポイントでした。
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totoro
ヒロインが必死で涙をこらえている時、気づけば自分も涙をこぼさないように必死で我慢していて、こんなに深く感情移入していたんだなあと、少し驚きました。ヒーローには何もかも完璧なヒーロー特有の傲慢さがありません。何度傷つけられても投げやりにならず、自立した立派な女性であり続けるヒロインは、私にはとても素敵にうつりました! 言葉は妨げになる、でも言葉で表さなければ伝わらない…教訓になりました。
お弁当作りもアイロンがけも苦手で、読書と旅行をこよなく愛する彼女は、物語を書くことに夢中。地方経済の発展やビジネスに関するロビー活動を経て、フルタイムの作家となった。南アフリカに夫と2人の子供と暮らす。