ハーレクイン・シリーズ
愛を償うウエディング
憧れの人と結ばれた夢の一夜は、
悪夢のような結婚への序章。
スキは人生最高の25歳の誕生日を迎えた。 密かに片思いをしてきた、親友の兄ラモンとついに結ばれたのだ。 だが、実業家と芸術家という二つの顔を持つ魅惑的な彼にとって、 身分違いのスキとの一夜はほんの気まぐれだったのだろう、 翌朝ラモンの姿は消えていた。10カ月後、親友が事故で急死し、 思いがけず再会したラモンは、怒りもあらわにスキに詰めよった。 なぜ妊娠したことを僕に知らせず、勝手に中絶したんだと。 違う、誤解よ! 赤ちゃんは……ショックで取り乱すスキの耳に冷酷な命令が響いた。「君には後継ぎを産んでもらう。償いとして」
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- 頁数
- 224頁 / 新書判
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- 発行日
- 2018年03月05日
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- 著者
- マヤ・ブレイク
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- 訳者
- 片山真紀
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- 定価
- 723円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2018年02月15日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-13311-3
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- 書籍番号
- R-3311
読者レビュー
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Eri
ドラマチックな展開に引きこまれた。特に後半の、ヒーローの元カノが存在感を増してからは一気読み。キューバの風景、食べ物も新鮮だった。ヒロインは自立した女性の割には自信がないタイプで、やきもきさせられるけど、最後に幸せになれてほっとした。傲慢ヒーローは大富豪のほかに彫刻家の顔も持ち、彫刻制作や展覧会のシーンも魅力的。
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モニター
ヒロインのスキとラモンの間の溝。誤解が生んだ歪みは時間が直してくれると思ったのですが、ラモンの怒りがそれを妨げています。スキはラモンへの愛があったけれど、ラモンの方は? 友人の兄への愛が本当の意味で結実することを願いながら読みました。愛を償うという意味が伝わってきます。
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コズエ
展開が急で、説明不足なところが全体的にちらほら。いろいろ強引かな。芸術家のくだりや親友の事故死等。スキとラモンのラブ期間の描写は少なめです。お互い歩み寄って話し合えばいいのにな…というのが長め。もどかしい恋愛を読みたい人にお勧めです。
イギリスの作家。妻であり2人の子どもの母でもある彼女がロマンス小説の虜になったのは、13歳のとき。姉から借りた1冊のハーレクインがきっかけだった。そんな彼女にとって、ハーレクイン社でのデビューは夢のようだったと語る。執筆に没頭していないときは、旅行やツイッターが好きだという。