ハーレクイン・シリーズ
十六歳の誕生日を迎えた晩、トリは恋心を抱いていたハドの部屋に忍び込んだ。彼との絆を深め、愛を確かめ合いたいと願ったのだ。ハドは激しい情熱を見せたものの不意に冷静になり、彼女に部屋を出ていけと命じた。その四年後、トリは彼と思わぬ再会を果たす。
ソレルは女友達から法外な頼み事をされた。彼女の上司が出社してくる前に、デスクの引き出しに重要な書類を戻してほしいという。しぶしぶ始業時間前に友達の会社へ行き、首尾よく目的のデスクを見つけたが、鋭い目のケイレブ・マスターソンに呼び止められ……。
「どうぞお引きとりください」エリーは怒りに燃える目でヒュー・マカッチョンをにらみつけた。代々受け継いできた大切なぶどう園を大企業からやってきた男に売り渡すわけにはいかない。ところが彼はぶどう園に滞在することになり、エリーの心はかき乱された。
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- 頁数
- 368頁 / 新書判
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- 発行日
- 2009年10月05日
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- 定価
- 1,320円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- ISBN
- 978-4-596-74134-9
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- 書籍番号
- IX-4
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モニター
3作品それぞれおもしろかったです。特に『微風のマリアージュ』は家族の愛に育まれて成長した美しいヒロインと、両親の離婚に傷つき父親からの愛情を求め続けるハンサムなヒーローのお話。ヒロインに一目惚れ。感情を理性で抑えようとしても、やっぱり情熱的な行動をとってしまうヒーロー。仕事か愛か・・・。私の大好きなお話の展開で大満足でした。
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モニター
ボスと秘書という設定が一番大好物な私にはとても嬉しい1冊でした。ジェシカ・スティールは王道のストーリー展開でとてもよかったです。他の2作品もそれぞれ異なった趣があり最後まで飽きずに読めました。
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モニター
クールなヒーローが登場する3本立て。1作目はヒーローに恋焦がれるヒロインの胸の内の描写が慌ただしく、二人の間に大きな障害はないように感じたので展開が単調でした。2作目は非常事態に出会った二人が距離を縮めていく過程が楽しめましたが、ヒーローは分かりやすい嫉妬をしていました。3作目は豊かな自然の描写と共に頑なな2人が心を通わせていく心温まるストーリーです。
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モニター
①最初からヒロインへの大きな愛情が伝わってくるヒーロー②冷静沈着なヒーローが物語終盤にヒロインに誤解を解いてもらおうと愛を切々と訴える場面ににんまり③買収工作の為ぶどう園にやってきたヒーローが、持ち主の孫娘に魅かれていく過程にほろり。二人が抱えている人生の思いや葛藤が伝わってきて、脇役のおじいさまの存在が光ります。三作とも激しい官能的場面はありません(笑)がこの秋の読書にはぴったり♪
書くことが大好き。息子がまだ赤ちゃんのころから小説を書きはじめ、今では執筆しているときが彼女のいちばん充実した時間になっている。楽しみは仕事の合間を縫って画廊やオークションに出かけること。また、シャンパンには目がない。オーストラリアのブリスベーン市街を見下ろす小高い丘にある家が彼女の安息所である。
イングランド中部の田舎に、7人きょうだいの6番目に生まれた。公務員として働きながら小説を書き始める。夫の励ましを得て作家デビュー。一番の趣味は旅行で、メキシコ、中国、香港……と、取材をかねてさまざまな国を訪れている。これまでに多くの作品を書き、その数は80作以上におよぶ。夫と犬と共にウスターシャー州在住。
執筆活動を始めて20年以上になるアメリカの作家。これまでに30作ほどの作品を世に送り出してきた。理解のある家族――夫スティーブと三人の息子、二人の孫息子のおかげで、ロマンス小説を書くという夢を実現させている。旅行が何よりも好きで、執筆する作品のリサーチをじかに行うため、あちこちに足を運んでいる。