ハーレクイン・シリーズ
旅で訪れたギリシアの島で気品に満ちた男性と出会ったベス。 浜辺で言葉を交わすうち強く惹かれ合い、めくるめく夜を過ごした── 連絡先も名字も告げず、ただ思い出だけを分かち合い、ふたりは別れた。 やがて妊娠に気づいたベスは厳格な両親の不興を買って実家を出たが、 数カ月後、仕事でロンドンにいる間に激痛に襲われ、破水してしまう。 搬送先の病院で早産の赤ん坊を取り上げることになったのは、 なんと、あの忘れえぬ一夜を共にした、おなかの子の父親エリアス! 再会の衝撃に動揺するベスとは対照的に、彼はいたって冷静だ。 生まれてくるのが我が子だと知ったら、彼はなんと言うかしら? しかし、エリアス側にもまた、重大な秘密があるのだった……。
-
- 頁数
- 160頁 / 新書判
-
- 発行日
- 2018年03月20日
-
- 著者
- キャロル・マリネッリ
-
- 訳者
- 大田朋子
-
- 定価
- 723円(税込)
-
- ポイント
- 0pt
-
- 発送予定日
- 2018年03月01日(予定)
-
- ISBN
- 978-4-596-22507-8
-
- 書籍番号
- I-2507
-
モリー
先ずは作者キャロル本人が看護教育を受けて救急外来で勤務した経験がこの作品をリアルにしていて、読んでいてリアルで自分も現場にいるような感覚になりました。この作品の良さは、読んでいる時間のドキドキが2つあること。二人の進展は?! そして産まれてきた赤ちゃんは?! 苦しさから幸せを掴むまでの葛藤が読みどころです。
-
バンビーノ
医療現場を切り取ったような、真に迫った空気感、ドクターとしての葛藤や内省がヒーローの魅力をぐっと引き出しています。一夜の恋で身籠り周囲の理解が少ない中、懸命に健気に生きるヒロイン。運命的な再会の後、大きな秘密に翻弄され、すれ違いつつも2人が信頼を築いていくプロセスも素敵でした。ラストで、ヒーローが秘密をひた隠しにした理由や全ての謎が解け、春風が通り抜けたような、爽やかで、幸せな読後感に浸れました。
-
モニター
ロイヤル物は世界が遠過ぎて苦手なのですが、この作品は無理なく読めて楽しめました♪ 病院でのやり取りもリアルで、良かったです。エロイーズが早く元気になりますように。
-
モニター
旅先での恋で妊娠。ありがちな話ですが、相手が王子だと色々な苦労があって大変ねって感じです。早産で産まれた赤ちゃんが絆となって、どちらの家族とも無事にまとまることができたのがよかった。この話ほど、題名通りだなって思った話はなかったし、そこがまた面白かったです。
-
いつまでも心は乙女
(3/20 I-2507)医師であり王族であるヒーローの作品は多いが、この作品は、医療現場の臨場感だけでなく、医師として日々成長中のヒーローと看護師や患者の家族同士のふれあいが描かれ、より作品を素晴らしいものにしている。お互い一目惚れしたヒロインとヒーローが、劇的な偶然の再会から、赤ちゃんを通じてお互いへの愛と信頼と家族の絆を深めていく過程が心温まる。これこそハーレクイン!
イギリスで看護教育を受け、救急外来に長年勤務する。バックパックを背負っての旅行中に芽生えたロマンスを経て結婚し、オーストラリアに移り住む。現在も3人の子供とともに住むオーストラリアは、彼女にとって第二の故郷になっているという。