ハーレクイン・シリーズ
アレクサンドラはせっぱつまっていた。ハリウッド女優だった母が莫大な借金を残して亡くなり、返済するには母が遺したダイヤモンドを処分するしかない。ニューヨークの高級宝飾店に引き取ってもらおうと出向いた彼女はダイヤモンドはすべて模造品だという鑑定士の言葉に呆然とした。そんなことはありえないわ! 食ってかかるアレクサンドラの前にその一部始終を監視カメラで見ていた店のオーナーが現れた。君の問題を解決する方法がある、とオーナーは言い、自分の素性を明かした――カステルマーレ公国の皇太子ルッカだと。そして、ルッカはアレクサンドラに驚くべき解決法をもちかける。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2009年10月05日
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- 著者
- レベッカ・ウインターズ
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- 訳者
- 山口西夏
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- 定価
- 723円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- ISBN
- 978-4-596-22053-0
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- 書籍番号
- I-2053
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- ミニシリーズ
- 王宮の恋人たち
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モニター
亡くなった母の借金のため皇太子ルッ力から契約結婚を申し込まれたアレクサンドラ。お互い些細なことに嫉妬したり、魅力的なルッカに迫られ、次第に深い愛に目覚めるエピソードの積み重ねが心に響きます。思わずヒロインに感情移入して、ときめきました。
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モニター
ルッカはアレクサンドラに出会って以来、アレクサンドラ一筋なのに、ルッカには想い人がいると勘違いしたままのアレクサンドラ。早く真実を教えてあげてと少しハラハラもしましたが、ルッカとその妹、家族、みんないい人ばかりで、アレクサンドラは幸せ者です。借金返済のため、結婚相手を見つけるため、お互いに目的を果たすために一緒になったアレクサンドラとルッカですが、ルッカのアレクサンドラを想う気持ちは微笑ましかった。思っていた通りの心温まるストーリーでした。ありがとうございます。
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モニター
「皇太子が申し出た愛なき結婚」偽装結婚なんだから愛がないのは当たり前でしょ!と思いながら読みはじめたというのに、どんどん作家レベッカの世界に引き込まれて、一気に読んでしまいました。いつの間にか自分がアレクサンドラに感情移入して、ルッカがどんなふうに思っているのか気になってばかりいました。
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モニター
とても読みやすく、すぐにストーリーにはまってしまい、1冊読み終わるのがあっという間でした。最初から内容に引き込まれて、ドキドキしながら先を読み進め、最後は感動。そしてとっても温かいお話でした。
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モニター
アレクサンドラは亡くなったお母さんの借金のために、ルッカは決められたプリンスとの結婚から逃れるために愛のない結婚を…正直最初は「あぁ良くあるパターンの話だなぁ」なんて読み始めたのですが、ルッカの気持ち、アレクサンドラの気持ちにどんどんはまっていき、途中からドキドキがとまらず最後まで一気に読んでしまいました。ルッカの周りにいる人もいい人ばかりで、アレクサンドラがうらやましい!と思うばかりに・・・。久々に恋愛のドキドキ感を味わえる作品でした。
アメリカの作家。十七歳のときフランス語を学ぶためスイスの寄宿学校に入り、さまざまな国籍の少女たちと出会った。これが世界を知るきっかけとなる。帰国後大学で、多数の外国語や歴史を学び、フランス語と歴史の教師になった。ユタ州ソルトレイクシティに住み、四人の子供を育てながら執筆活動を開始。これまでに数々の賞を受けたベテラン作家である。