ハーレクイン・シリーズ
千一夜の夢に抱かれて
深い悲しみを背負ったふたりが、うたかたの愛を紡ぐとき──
雇い主ブラムの姿をひと目見た瞬間、臨時秘書のルビーは呼吸を忘れた。 “この世のものとは思えないほど美しい異国の大富豪”── 5年も隠遁生活を送っているにもかかわらず、その魅力は健在らしい。 初対面の臨時秘書に不信感をあらわにするブラムだったが、 彼はルビーが天涯孤独だと知ると、驚くことに便宜結婚を申し出た。 祖国に戻ることになり、花嫁を連れ帰る必要に迫られているのだと。 大富豪の妻なんて大それた役が、私なんかに務まるのかしら……。 ルビーは悩んだ末、亡父の負債を返済するために依頼を引き受けた。 口裏合わせのロマンスを創作し、ブラムの優しさに触れるにつれて、 つのる想いに苦しむことになるとは思わずに。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2018年03月05日
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- 著者
- リズ・フィールディング
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- 訳者
- 高山恵
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- 定価
- 723円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2018年02月15日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-22505-4
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- 書籍番号
- I-2505
読者レビュー
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モニター
ヒーロー、ヒロインとも人間的に深み、奥行きがあります。ともに重いものを背負って生きてきた証だと思います。派手に燃え上がる愛と言うよりは寒い冬の間、地中で種がひっそりと命を育み、やがて春になって花開くような素敵なロマンスでした。
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jackson852
女性なら誰でも憧れる王子様との恋が素敵でした! 恋愛に疲れたり、しばらく恋愛をお休みしている方におすすめかと思います! 読んでいるだけでときめきました!
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モニター
お互いを思いあう二人の様子が繊細に描かれていました。ジワリとくる恋愛ストーリーです。主人公のルビーを応援したくなりますよ。
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ちゃびたろう
読み進めていくうちに、どんどん引き込まれていきました! 最後までドキドキした展開です♪
イングランド南部バークシャー生まれ。20歳のときアフリカに渡り、秘書の仕事に就いた。土木技師と結婚し、その後10年をアフリカと中東で暮らす。激務の夫の帰宅を待つ長い時間、ものを書いて過ごすうち作家の道に。現在はウェールズに住み、RITA賞をはじめ数々の受賞歴を誇る実力派作家として活躍中。