ハーレクイン・シリーズ
彼女が眼鏡を外したら
弟の結婚式の夜、寝苦しさに私は裏庭に出て長椅子に寝そべっていた。 と、ハスキーな男性の声が聞こえた。「何をしているの?」 驚いて地面の上の眼鏡を探る。声の主は弟の親友イーサンだった。ネクタイを締めたシャツの襟元を緩め、くつろいだ様子だ。 私は恥ずかしさのあまり顔を赤らめた。無防備なパジャマ姿でビン底のような眼鏡をかけているのだから。 「何をしてるんだい、バービー?」彼は大きな手で私の足首をつかんで脚を持ち上げ、隣に座った。足首を握ったまま。 「私はバーバラよ。バービーなんて呼ばないで」私は澄ました顔で足を引き、起き上がった。 彼が目を閉じて、後ろ向きのまま膝に倒れこんできた。「ブロンドの髪に大きな胸。それにセクシーだ」 セクシー? 私のことをセクシーだと思ってるの? 「からかわないで。こんなにレンズの分厚い眼鏡をかけているのよ」 気づいた時には唇を奪われ、熱く甘美な吐息にまみれていた。 「目を閉じて」弟の親友の突然の誘惑に私は度を失い、身じろぎしたが、言われたとおりにした。 すると、頭の上で両手首をネクタイで縛られ、自由を奪われてしまい……。
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- 頁数
- 28頁 / 新書判
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- 発行日
- 2018年02月05日
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- 著者
- ローレン・ホークアイ
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- 訳者
- 立石ゆかり
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- 定価
- 220円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- ISBN
- 9784596462886
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- 書籍番号
- DG-168
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