ハーレクイン・シリーズ
ジョージーナが秘書として勤める会社が世界的大企業に買収された。 ハンサムな社長のタリスにじきじきに呼び出されたジョージーナは、 いきなり友人の男性と別れるよう申し渡され、驚いた。 さっぱりわけがわからないジョージーナに、タリスが告げる。 新しい重役が君をくびにしろと息巻いている、 君がつき合っている男は彼の娘の夫だそうじゃないか、と。 とんでもない誤解だわ。私はただの友達よ、愛人なんかじゃない! だが、タリスは彼女の説明に耳も貸さず、厳しい声で命じた。 「君には、しばらくのあいだ僕の目が届くところで仕事をしてもらう」 私がこんな傲慢な人の秘書に? だが、やがて彼の優しさに惹かれて……。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2018年02月20日
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- 著者
- ジェシカ・スティール
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- 訳者
- 松村和紀子
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- 定価
- 713円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2018年02月01日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-55423-9
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- 書籍番号
- PB-223 (初版R-1254)
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モニター
とにかくヒロインが素敵でした♪ 頑張り屋さんなうえに、とっても優しい。自分が大変でも、相手のことを思いやれる。(…友人への対応は、気の遣い過ぎかとも思いますが…。)家族との温かい交流シーンも、読んでいて癒されました。ロマンスも、ヒーローのヒロインへの偏見が長らく続きますが(笑)、最後まで楽しめました。
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あき
最初は、ジョージーナの話を聞き入れないタリスを嫌な人だと思いました。しかし彼女をクビにしないという約束を貫き通すのは、立派だと感じましたね。ただその誠実な態度があるからこそ、タリスは、どうしてかたくなに彼女の言葉を信じないのか、そこが疑問でした。それがわかったのは、ラストです。大人だと思っていたタリスのわかりにくい一面に苦笑しつつ、二人が結ばれたことにほっとしました。
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めい
気になるが故に疑ってしまう、疑われたら意地になってしまうそんな二人。疑いがもたらした嫉妬と、自認できない恋心は、平行線をたどってばかりだが、そこに素直さが介入した時に、ようやく交わることができた。人は恋すると臆病になり、鎧で自分をかこってしまうものだけど、自分をさらけ出した時に、本当の自分を認めてくれる人に出会えたなら、もう何も言うことはないんだろうな。読後のため息は、きっとこんな旨趣。
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あこ
ヒロインは秘書で御相手は会社社長。これだけだと普通だけど、この間に入ってくる女が「いるいる!」と思うタイプ。自分をかよわい守られる女に見せるためにヒロインの行動を曲解させるのでヒロインはどんどんヒーローに誤解されて。いつ二人がお互いを理解できるのかとドキドキさせられます。最後の一言がヒロインらしさかな。
イングランド中部の田舎に、7人きょうだいの6番目に生まれた。公務員として働きながら小説を書き始める。夫の励ましを得て作家デビュー。一番の趣味は旅行で、メキシコ、中国、香港……と、取材をかねてさまざまな国を訪れている。