ハーレクイン・シリーズ
千一夜におぼれて
玄関のドアを開けてファルークの姿を目にした瞬間、 すさまじいショックに襲われ、カルメンは凍りついた。 ファルークは中東ジュダール国のプリンスで、 1年半前に仕事を通じて出会い、すぐさま惹かれ合った。 そこで二人は将来の約束をしないという合意のもと、 3カ月という期間限定の恋人同士になったのだった。 だがカルメンは約束の時を待たずして、ファルークのもとを去った。 職を変えて転居までしたのに、見つかるなんて……。 まさか彼は知ってしまったの? 私がなぜ去ったかを。 うろたえるカルメンに、ファルークは冷たい声で言い放った。 「ぼくの娘に会わせてもらいたい」
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2018年02月05日
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- 著者
- オリヴィア・ゲイツ
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- 訳者
- 氏家真智子
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- 定価
- 682円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2018年01月18日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-58165-5
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- 書籍番号
- K-525 (初版D-1318)
カイロ在住のエジプト人。作家だけにとどまらず、眼科医、歌手、画家、アクセサリーデザイナーという実にさまざまなキャリアをもち、妻と母親業もこなしている。キャラクター設定やプロットのアドバイスをしてくれる娘と、ストーリーが気に入らなければキーボードの上を歩きまわる辛口批評家のアンゴラ猫の助けを借りながら、情熱的なロマンスを書き続けている。