ハーレクイン・シリーズ
妹の夫に懇願され、セレナは2年ぶりにリムノス島を訪れた。 重病のはずの妹は元気だったが、彼らの軽食堂の経営権をある有力者に奪われそうになっているので助けてほしいという。 その人物とは、かつて愛したギリシア富豪アレクシスだった。 愛をささやく低い声、生まれて初めて知る愛の喜び……。 鮮やかによみがえる甘美な記憶を振り払いながら、 セレナは勇気をかき集めてアレクシスのもとへと向かった。 密かに産んだ子どもの存在を知られているとは── 自分がすでに彼の罠にかかっているとは夢にも思わずに。
-
- 頁数
- 224頁 / 新書判
-
- 発行日
- 2018年01月20日
-
- 著者
- サラ・クレイヴン
-
- 訳者
- 龍崎瑞穂
-
- 定価
- 723円(税込)
-
- ポイント
- 0pt
-
- 発送予定日
- 2018年01月05日(予定)
-
- ISBN
- 978-4-596-13302-1
-
- 書籍番号
- R-3302
-
モニター
このお話の登場人物全員が個性的で、初めから話に引き込まれ次はどうなるの?って思える内容でした。ヒーローもヒロインも惹かれあってるのに、なぜ自分に正直にならないの? なれないの? ってもどかしい。でも家族の事があってどうしても二人は自分に正直になれない。仕方がないのはわかるけど…。最後に分かりあえ、自分に正直になれるまでの、ハラハラドキドキがたまらなかったです。皆様にもぜひとも読んでほしいお話です。
-
kikko
愛に恵まれなかったヒロインが愛した人には婚約者がいた。王道といえば王道の物語ですが…。最後には愛する人との子供と家族そろって幸せに過ごすことができます。子供が出てくる話は本当にジーンとして最後にいつもほっこりした気持ちになります。
-
村崎巴
ヒロインは今、どこにいて、いつの話をしているの?と途中でややこしくなる文章なのですが、それがラストの「!」につながる演出となっています。ミセス・タルボットって一体誰?という疑問も、全部読まないとわからない仕掛けです。妹夫婦のどうしようもなさに反比例して、ヒロインの堅実さ、健気さが素晴らしい。タイトルの「秘密の天使」、さてどこにいるでしょう? それも全部読んでのお楽しみです。
-
モニター
これでもかと言うほどの試練にあうセレナ。どう立ち向かうのかと思いながら最後まで読み進めました。
イングランド南西部サウス・デボン生まれ。海辺の家で本に囲まれて育った。グラマースクール卒業後は、地元のジャーナリストとして、フラワーショーから事件まで、あらゆる分野の記事を手がける。ロマンス小説を書き始めたのは1975年から。執筆のほかには、映画、音楽、料理、おいしいレストランの食べ歩きなどに情熱を傾けている。サマセット在住。