ハーレクイン・シリーズ
7月の夕方、ベルはマンハッタンの高級住宅の前で震えていた。 妊娠を伝えたのに、大富豪アンヘルはわたしを追い払った。 大切なバージンを捧げた男性から、金めあてと罵られるなんて。 失望したベルは、泣きながら故郷テキサスへと車を走らせた。 けれど実家とともに見えてきたのは、黒いヘリコプターと…… アンヘル! どうしてわたしを追いかけてきたの? 彼はベルに、おなかの子のDNA鑑定を受けるよう迫ってきた。 さらには、使用人でも見るような目で冷たくこう言い放つ。 「赤ん坊がぼくの子なら、きみもぼくのものだ」
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- 頁数
- 224頁 / 新書判
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- 発行日
- 2018年01月05日
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- 著者
- ジェニー・ルーカス
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- 訳者
- 藤村華奈美
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- 定価
- 723円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2017年12月15日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-13300-7
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- 書籍番号
- R-3300
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モニター
シークレットベビー、愛なき結婚、億万長者との恋など、王道の物語で一気に読みました。自身の生い立ちの為に愛を求められないヒーローと、愛の無い生い立ちの中でも愛を素直に求めるヒロイン。後半はグイグイ引き込まれました。ヒーローの心理描写も見事でした。
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モニター
ヒロインは両親を亡くしながらも人の為に尽くすことのできる心の優しい人柄。ヒーローは愛のない家庭で育ち、それ故に愛を信じられず、ヒロインに惹かれながらも愛を否定し続けます。ヒロインの愛を信じる気持ちがヒーローの心を動かし、読み終えた後は幸せな気持ちにさせてくれました。
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らん
3300号記念のこの作品は、作者のジェニー・ルーカスの喜びのコメントで始まり、期待しながら読みました。ヒロインのベルは愛情深い心の優しい女性で、どんなときも周りを思いやる姿に心打たれました。大富豪のアンヘルのベルへの気持ちに揺れる描写が繊細で、どちらも応援したくなりました。愛とは…を考えさせられる、情熱的な作品でした。
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モニター
ヒロインは正直者で愛情深く素敵な人なんですが、男運がないと言わざるを得ません。愛を信じられないヒーローのキツい言動、それでも凛と向き合う姿が健気で涙がでました。この作品に関してはもっとヒーローがヤキモキすればいいのに!
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モニター
ヒーローとヒロインの過去の出来事が衝撃的でした。ヒーローのトラウマの原因が登場してヤキモキしてしまいました。色々引きずってたヒーローが真実の愛に気付くシーンが素敵でした。ヒロインのヒーローを思う優しい心に胸が熱くなりました。初めから終わりまでハラハラドキドキしっぱなしでした。
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れもん
愛を求めず、残酷な結婚の条件を出すヒーローを愛してしまうヒロインを応援しながら読みました。情熱的に愛を交わしながらも過去に縛られ続けたヒーローが、ようやく自分の居場所と愛する人を見つけた最後は幸せな気持ちになります。
書店を経営する両親のもと、たくさんの本に囲まれて育つ。16歳でヨーロッパへの一人旅を経験し、アルバイトをしながらアメリカ中を旅する。22歳で夫となる男性に出会い、大学で英文学の学位を取得した1年後、小説を書き始めた。育児に追われている今は執筆活動を通して大好きな旅をしているという。