ハーレクイン・シリーズ
ヘルパーのアラミンタは、浪費癖のある父と病弱な妹の3人暮らし。 母が早くに他界したあと、仕事も家事雑用も全部一人でこなしてきた。 あるとき、上流階級の医師ジェイスンの屋敷に派遣され、 彼の妹の子供たちの世話をすることになった。 真面目でハンサムな彼に心惹かれていくが、契約は半月あまりで終了。 次の仕事は老人の世話をする過酷な労働だった。 ところが1週間が過ぎたとき、ジェイスンが不意に訪ねてきて、 なんとアラミンタに結婚を申し込んだのだ。 “今は愛していなくても、一緒に暮らすうちに愛が生まれればいい”と。 ただ彼のそばにいたくて、プロポーズを受けたアラミンタだったが……。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2018年01月20日
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- 著者
- ベティ・ニールズ
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- 訳者
- 小林町子
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- 定価
- 713円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2018年01月05日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-55421-5
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- 書籍番号
- PB-221 (初版R-1297)
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モニター
読み始めから、アラミンタに幸せになってほしいと強く思いました。教授に救ってもらってからのアラミンタの頑張りと、教授が自覚のないままにアラミンタの近くで過ごすようになっていくところが、ほんわかとあたたかい気持ちになれました。幸せになるためにあきらめない、アラミンタの強さが大好きです!
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みりん★
ヒーローもヒロインも言葉数が少なかった印象なんですが、二人の感情の描写や空気感も丁寧に書かれていて、紙芝居を見ているような感覚になりました。ヒーローは相手を鋭く観察し、相手の心を読み取れるタイプの男性。ヒロインは一歩も二歩もひいて相手を観察できる賢いタイプの女性。ガツガツしたところがないので安心して読めました。
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ran
仕事も家事も一生懸命やっているのになかなか報われない。得をするのは美人だけ。誰しも心当たりはあるはず(笑) そんなヒロインが健気で可愛いくて、応援したくなります。友情と信頼からの結婚でしたが、ヒーローも愛に目覚めていくさまが胸を熱くしました。
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モニター
ヒロインの家族に少しイライラしてしまいながらも、応援したくなるようなストーリーでした。時代が少し分かりにくかったので、入り込むのに時間がかかりました。素直になれない感じのジェイスンも好みでした。
イギリス南西部デボン州で子供時代と青春時代を過ごした後、看護師と助産師の教育を受けた。戦争中に従軍看護師として働いていたとき、オランダ人男性と知り合って結婚。以後14年間、夫の故郷オランダに住み、病院で働いた。イギリスに戻って仕事を退いた後、よいロマンス小説がないと嘆く女性の声を地元の図書館で耳にし、執筆を決意した。1969年『赤毛のアデレイド』を発表して作家活動に入る。穏やかで静かな、優しい作風が多くのファンを魅了した。2001年6月、惜しまれつつ永眠。