ハーレクイン・シリーズ
幼い魔女
孤児のジェーンは伯母にこき使われる毎日を送っていた。 伯母の娘は玉の輿を狙って公爵と婚約したが、 彼に幼い息子がいると知ったとたん弱腰になり、婚約を破棄。 それを伝えに行く役目をなんとジェーンに押しつけた。 広大な領地と屋敷を持つというペドロ・ザント公爵は、 知らせを聞いて激怒するかと思いきや、意に介した様子もなく、 恐ろしくハンサムな顔に尊大なまなざしを浮かべジェーンを見下ろした。 「それならきみが代わりに来ないか、息子の子守として」 こんなに怖そうな人の下で働くなんて……とジェーンは怯えたが、 彼女の心は囁いた。あなたが恐れているのは、彼の魅力でしょうと。
-
- 頁数
- 160頁 / 新書判
-
- 発行日
- 2018年01月05日
-
- 訳者
- 霜月桂
-
- 定価
- 682円(税込)
-
- ポイント
- 0pt
-
- 発送予定日
- 2017年12月15日(予定)
-
- ISBN
- 978-4-596-58088-7
-
- 書籍番号
- K-519 (初版I-2268)
ロマンスの草創期に活躍した英国人作家。第二次大戦中、14歳の頃から労働を強いられ、苦しい生活の中で“現実が厳しければ厳しいほど人は美しい夢を見る”という確信を得て、ロマンス小説を書き始める。32歳で作家デビューを果たし、30余年の作家人生で約70作を上梓。生涯独身を通し、1989年に永眠するも、ロマンスの王道を貫く作風が今も読者に支持されている。