ハーレクイン・シリーズ
亡き妹が産んだ赤ん坊を女手一つで育てているグレースのもとを、 悪名高きプレイボーイの大富豪エミリオ・サンタナが突然訪れた。 亡くなった兄の遺品から、赤ん坊は兄の息子と判明したというのだ。 だからグレースとの養子縁組をやめさせ、赤ん坊を母国に連れ帰ると。 彼は独身主義者で、このままでは一族の血が絶えてしまうらしい。 「きみはナニーとして同行してくれ」 あまりに一方的な言い分にグレースは憤るが、やむなく条件をのむ。 今やわが子同然のいとしいこの子を手放すわけにはいかないわ。 それに、エミリオにはどうしても逆らえない男らしい魅力がある……。 グレースは機上の人となった。やがて彼に身も心も奪われるとも知らずに。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2018年01月20日
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- 著者
- エリザベス・レイン
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- 訳者
- 川合りりこ
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- 定価
- 734円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2018年01月05日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-51787-6
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- 書籍番号
- D-1787
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モニター
すっかり世界観に酔ってしまいました。文章がとても好みで、行ったことのない国ですが、まるで旅行をしたような感覚になる物語でした。また、主人公だけでなく脇役も魅力的でした。主人公のグレースとエミリオの恋する過程も繊細で、赤ん坊との絆もしっかり描写されてます。読後、とても満足度の高い作品でした。
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くまはくまた
亡き身内の遺児をとおして心を通わせていくヒーローとヒロインのやりとりがとても丁寧に書かれていて、情緒ある魅力的な雰囲気が感じられるお話です。恋人として、家族として、そして人としての愛情やつながりの大切さが心にしみるとても奥深い作品だと思います。
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kokko
亡くなった妹の子をヒロインがとても大事に育てているのには理由があります。それなのに赤ん坊を母国に連れ帰った上にヒロインをナニー扱いするヒーローは横暴ですが、話の本筋には常に家族(親子・姉妹・兄弟)の絆が読み取れて共感してしまいます。独身主義者のヒーローの気持ちの変化にも注目していただきたいです。
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モニター
もう少しで望みが叶うところだった。あなたが邪魔をしなければ…。血のつながりのない子を私の子に。無償の愛とは何なのか? あなたも体験できる一冊です。
ラテンアメリカ、ヨーロッパ、中国と、世界の広い地域を旅して回った。エキゾチックな場所を自分の作品に登場させるのが好き。また、故郷のユタをはじめとする西部地方を歴史ロマンス小説の舞台として魅力的に描く。ハイキングのほか、音楽やダンス、それに動物たちと過ごす時間を楽しんでいる。