ハーレクイン・シリーズ
人魚姫の偽りの結婚
彼が欲しいのは、形だけの花嫁。
愛されないと、最初からわかっていたのに。
「結婚しよう」ある日突然、オフィスでボスにそう言われて、 モーリーンはあっけにとられた。 黒い髪と巨万の富を持つ、冷たい青い瞳の大富豪、ザンダー。 だが、プロポーズは愛ゆえではない。 幼い娘を亡き妻の両親に奪われないよう、家庭環境を整えるため。 彼の心はいまだに亡くなった奥さまのもの……。 胸の痛みを抑えて、モーリーンは承諾した。 でも、これで私の抱えている労働ビザの延長問題も解決する。 少しの間、幸せな夫婦を演じて離婚するだけ。 けれども、情熱の一夜を経て、彼への思いは深まるばかりで……。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2018年01月05日
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- 著者
- キャサリン・マン
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- 訳者
- 藤峰みちか
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- 定価
- 734円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2017年12月15日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-51786-9
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- 書籍番号
- D-1786
読者レビュー
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モニター
モーリーンとザンダーがダンスを踊るところから、二人の運命が変わったのかなと思いました。ザンダーは亡くなった奥さんを愛し過ぎていたけど、モーリーンが気になっているので、理由をつけて、結婚しようと画策していて、モーリーンは離婚したことで傷ついていて、なんだかもどかしくて、お互いに惹かれているのがわからないのかなと思って、のめり込んでアッという間に読んでしまいました。
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モニター
幼い娘を一人で育てるザンダー。亡き妻の両親に娘を奪われない様にするためにモーリーンに偽装結婚を持ちかけた。モーリーンは労働ビザの延長ができずに困っていたが、結婚すればビザの心配はなくなる。お互いの利益のための偽造結婚だった。二人はそれぞれ必要なものを手に入れるはずだったが・・・二人の心の動きが細かく描写されており、先へ先へと読み進めたくなる一冊です。
大学では演劇を学び、卒業後は小さな町の新聞社で働いたり、教職に就いて演劇学校の校長を務めたりした。その後、昔からの夢だったロマンス小説の執筆に取りかかる。RITA賞受賞作家となった今は、空軍パイロットである夫の転属に伴って4人の子供たちとビーグル犬、虎猫を引き連れてアメリカ国内を転々とするうちにさまざまな経験をし、それを作品の構想に役立てている。