ハーレクイン・シリーズ
コリーヌは裕福な会社経営者のアレックスと結婚して12年になる。だが、今や億万長者となったというのに、夫は仕事一筋で家庭を顧みようとしない。ふたりの心はすれ違い、このところは別居生活が続いている。明日のクリスマスイブさえ一緒に過ごせないと言ってきたら、彼女は離婚する覚悟だったが……。
誤って自分に届けられたクリスマス・カードを手に、オリビアは真上に住むイーサンを訪ねた。女性関係の派手なプレイボーイの彼とはあまり交流がない。そこに突然、若い女性が現れ、腕に抱いた赤ん坊を彼に渡して走り去った。プレイボーイには当然の報いと愉快に思うオリビアだったが、その赤ん坊に隠された秘密を知って……。
病院で栄養士の助手として働くシアドシアは、愛猫と屋根裏部屋で暮らしている。クリスマスも、唯一の身寄りである大おばたちと質素に祝うしかない。ある日、憂鬱な雑用をきっかけにハンサムなベンディンク教授と知り合う。彼は病院の理事で雲の上の人だ。かなわぬ恋と知りつつ、いつしか彼女は教授と過ごすイブを夢見ていた。
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- 頁数
- 320頁 / 新書判
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- 発行日
- 2017年12月05日
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- 定価
- 968円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2017年11月15日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-74414-2
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- 書籍番号
- XVB-14
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みりん★
3話のお話が入った1冊の本なので、読み応えがすごくありました。どのお話もしっかりしている、地に足のついたヒロインでした。ヒーローは全員が違ったタイプで、そうくるか!? っと思う場面もありすごくワクワクしながら読み進めることができました。続けて3話読んだのですが、後になっても頭のなかで話がごちゃごちゃにならずスッキリと記憶に残りました。お得感満載の1冊です。
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やえ
3つのお話が入っています。どのお話も古き良き時代を彷彿させるような感じですね。ヒロインは意地っ張りだけど可憐で、ヒーローはお金持ちで紳士と王道ですね。なかでも天使が出てくる『天使がくれたクリスマス 』は新鮮でした。天使はそれほど深く関わるわけではないけど要所要所で重要な役目を果しています。
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モニター
3つのストーリーが楽しめます。クリスマスのお話なので、温かい家族の愛のお話も含まれていて『億万長者とクリスマス』では、子供のボビーがかわいくて、優しい子なので泣けちゃいそうになりました。
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hyskensui
クリスマスが特別な日で奇跡が起こるのを期待できる日だとあらためて思いました。男性と女性の関係は、言い表せない気持ちや言いたくても言えない気持ちなどが増えていくと思うのですが、その言葉にできない気持ちが2人の関係をややこしくしていきます。そのややこしさを2人で紐解いていくところが本当におもしろく感じました。
雑誌記者として書くことを学び、ウォーレン・ベイティやリチャード・チェンバレン、ロジャー・ムーア、アレック・ギネス、ジョン・ギールグッドなど、世界の著名な男性たちにインタビューした経験を持つ。ヴェネチアでの休暇中、街で出会った地元の男性と結婚。会って2日で婚約し、結婚して30年以上になる。二人は3匹の犬と共にイングランド中部に暮らしている。
ハーレクイン・シリーズでもっとも愛され、人気のある作家の1人。14歳の頃からロマンス小説に傾倒し、アン・メイザーに感銘を受けて作家になることを決意。コンピューター関連の仕事の合間に小説を書くようになり、1978年に見事デビューを果たす。以来、数多くの作品を生み続け、2015年にはアメリカロマンス作家協会から、その功績を称える功労賞を授与された。エリザベス女王からも目覚ましい活躍を認められている。
イギリス南西部デボン州で子供時代と青春時代を過ごした後、看護師と助産師の教育を受けた。戦争中に従軍看護師として働いていたとき、オランダ人男性と知り合って結婚。以後14年間、夫の故郷オランダに住み、病院で働いた。イギリスに戻って仕事を退いた後、よいロマンス小説がないと嘆く女性の声を地元の図書館で耳にし、執筆を決意した。1969年『赤毛のアデレイド』を発表して作家活動に入る。穏やかで静かな、優しい作風が多くのファンを魅了した。2001年6月、惜しまれつつ永眠。