ハーレクイン・シリーズ
妻という名の咎人
禁じられた夢を見た──
ご主人様に恋する夢を。
「弟を破滅させた君と、僕は結婚しようと考えている」 義兄クルスの蔑むような眼差しに、トリニティは凍りついた。 2年前、スペイン大富豪である彼のメイドだったトリニティは彼の異母弟リオから、息子たちの世話をしてくれと頼まれた。 双子の惨状を見かねて自堕落なリオと便宜上の結婚をしたが、 いま名ばかりの夫は急死し、彼女が双子の後見人となった。 彼は私が弟をたぶらかしたと信じ、悪女を監視する気なのだ……。 愛する双子を奪われたくない一心で、彼女はクルスに従った。 千々に乱れる胸の奥で、彼への恋心をもてあましながら。
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- 頁数
- 224頁 / 新書判
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- 発行日
- 2017年12月20日
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- 著者
- アビー・グリーン
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- 訳者
- 山本翔子
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- 定価
- 723円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2017年11月30日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-13295-6
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- 書籍番号
- R-3295
読者レビュー
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モニター
ロマンスとしては二人の勘違いや、ヒーロー弟の思惑による誤解で、ほろ苦いストーリーでした。継母であるヒロインの心優しさと双子の可愛らしさに何度も心癒されること間違いなしです。序盤のヒーローの冷酷さにハラハラドキドキでしたが、ヒロインの凛とした態度と、ヒーローに惹かれる乙女心のせめぎ合いがとてもいい感じ。正統派のラブロマンスで、読後感は星★★★です。
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モニター
誤解されたまま再婚し、冷たくされるヒロインが気の毒でじれったい思いでした。不幸な生い立ちのヒロインが、どこまでも双子を優先し、守る姿勢に強さを感じ、一気に読み終わりました。
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モニター
若きイケメン富豪と性格のいい完璧美人…ハーレクインとしてはベタな設定だと思いますが、アリだと思います(笑)。結構濃厚な描写があって驚きました。大人向けですね! ドSな俺様がお好きな方ならツボだと思います♪
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ロンドンに生まれ、幼少時にアイルランドに移住。10代のころに祖母の愛読していたハーレクインのロマンス小説に夢中になり、宿題を早急に片づけて読書する時間を捻出していた。短編映画のアシスタント・ディレクターという職を得るが、多忙な毎日の中でもハーレクインの小説への熱はますます募り、ある日辞職して、小説を書きはじめた。