ハーレクイン・シリーズ
あと少しでクリスマスを迎える冬のロンドンで、 派遣メイドのグレースは超高級ホテルの客室係として働いていた。 ある雪の日、いつもとは違う部屋の清掃を任され、 はじめて足を踏み入れたのは最上階のスイート。 ホテルのオーナーである美しき大富豪フィンリーが使っているという。 壮観な眺めを誇る部屋に入ると旅行かばんが置かれていたので、 中身を片づけていくうち、奥からツリーに飾る天使の像が出てきた。 洗練されているけれど冷たい感じのこの部屋をクリスマスらしくしたら? そう思いついたグレースは即座に行動し、完璧な飾りつけをした。 フィンリーから罵声を浴びせられ、涙を流すことになるとも思わずに。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2017年12月20日
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- 著者
- スカーレット・ウィルソン
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- 訳者
- 後藤美香
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- 定価
- 723円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2017年11月30日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-22495-8
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- 書籍番号
- I-2495
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- ミニシリーズ
- メイド物語
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monitor
グレースとフィンリーは正反対な環境にいるけれど、「クリスマス」という魔法でどういうふうに二人が歩み寄り、進展していくのか? お互いを尊重しつつも、グレースに甘えるフィンリーを可愛く感じてしまい、とても楽しくあっという間に読み終わってしまいました。
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mao
帯に、“叱られた客室係”なんて書いてあるので、ピリピリした作品かと思いましたが、ハーレクインで“クリスマス”のつく作品は癒し、感動がお決まりですね。ヒーローもヒロインも共に大切な人を亡くした傷を抱えていて、ヒーローはかなり重症です。クリスマスを避けていたヒーローと、クリスマスが大好きなヒロインの一冊丸々クリスマス色なお話でした!
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モニター
ハーレクイン小説を初めて読んだので王道ストーリーなのかはわかりません。しかし誰が読んでも好みを選ばない、また海外らしいクリスマス=大切な人と過ごすのが前提で書かれた話です。クリスマス期間中の内容なので12月中に読むのがピッタリで、他の時期に読むと季節外れな感じになってしまいます。気になる方はお早めに。クリスマスソングを流しながら読むとより世界観に近づけると思います。
スコットランド西海岸在住。8歳で初めて物語を書いて以来、ずっと創作活動を続けている。熱心な読書家で、児童文学作家イーニッド・ブライトンを読破したのち、人気の大作シリーズなどへと移行し、やがてミルズ&ブーン社のロマンスにたどり着いた。医療従事者でもある彼女にとって、医療現場と恋愛を描くメディカル・ロマンスは夢の取り合わせだと語る。