ハーレクイン・シリーズ
火事でアパートメントを焼け出され、幼い娘とふたり住む場所に困っていたジョイに、住み込みの家政婦の話が舞い込んできた。 雇い主のサムは、大富豪だというのにもう5年も山にこもりきりだと聞き、 山の上にひっそりと立つ彼の邸宅へおそるおそる向かったジョイ。 現れたのは、どきりとするほどハンサムでセクシーな男性だった。 彼みたいな人が、なぜ世捨て人のような生活をしているのかしら? サムはジョイを見るなり、君は若すぎると言って不機嫌になり、 幼いホリーに気づくと傷ついたような顔をした。 ジョイの懇願にしぶしぶ雇うと決めてはくれたものの、 彼は来る日も来る日も、煩わしげにジョイを遠ざけるばかりで……。
-
- 頁数
- 160頁 / 新書判
-
- 発行日
- 2017年12月20日
-
- 著者
- モーリーン・チャイルド
-
- 訳者
- 木村浩美
-
- 定価
- 734円(税込)
-
- ポイント
- 0pt
-
- 発送予定日
- 2017年11月30日(予定)
-
- ISBN
- 978-4-596-51783-8
-
- 書籍番号
- D-1783
-
モニター
明るく前向きなヒロインの愛情とクリスマスの魔法がいっぱいちりばめられた心温まるお話でした。読み終わった後にすぐにまた最初から読みたくなり…幸せな気持ちにしてくれる、大好きな一冊になりました。
-
りんりん
隠遁生活を続けるヒーローのサム。その頑なな心を徐々に溶かしていくヒロインのジョイとその娘のホリーが素敵です。ジョイもホリーもサムの内なる優しさを本能的に感じとって、深い悲しみの闇から彼を引き出すべく寄り添っていく様子が秀逸。「もうすぐクリスマス!」というあの時期独特の高揚感を読者も全編背景に感じることが出来てワクワクします。それに、ホリー(「柊」「神聖な」)とジョイ(JOY)ですよ。2人は、クリスマスを避けていたサムに訪れたすばらしい妖精ですね。
-
てとら
作者がハッピーエンド大好きな方だそうなので、安心して読めました。タイトルにあるようなメイドや億万長者というよりも…臨時家政婦とお金に困ってない世捨人かな、といった感じでしょうか。最初はヒロインがちょっと苦手でしたがホリーとサムのほのぼのとしたやりとりがかわいかったので好きです。
-
モニター
とびきり素敵なラブストーリー。サム、ジョイ、ホリー…とても魅力的な登場人物それぞれに悲しみ、じれったさ、可愛さがふんだんで、読んでいて飽きのこない物語でした。最後にクリスマスの情景が浮かんできて、羨ましくなる様な作品でした。
旅行をこよなく愛する彼女は、機会さえあれば夫と連れだって研究旅行に出かける。ハッピーエンドが大好きで、いまでもこの職業を世界最高と自負している。現在は夫と子ども2人、それに誇大妄想気味の犬とともに南カリフォルニアに暮らす。