ハーレクイン・シリーズ
リディアは継父に連れられ、ベネチアの高級ホテルに来ていた。 傾きかけた家業を立て直すため、ある人物と会うのだという。 でも何かおかしい。なぜ露出の多いドレスを着る必要があるの? 答えは明白。お金と引き替えにリディアを差しだすつもりなのだ。 恐ろしくなって逃げだした彼女に、一人の男性が声をかけた。 ラウル・ディ・サヴォ──ハンサムな不動産王は彼女の話を聞き、 深く同情すると、気晴らしにと観光へと連れだしてくれた。 この夢のような時間が永遠に続けばいいのに……。意を決して純潔を捧げた彼女はやがて妊娠する。彼の残酷な真意も知らぬまま。
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- 頁数
- 224頁 / 新書判
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- 発行日
- 2017年11月05日
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- 著者
- キャロル・マリネッリ
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- 訳者
- 相原ひろみ
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- 定価
- 723円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2017年10月19日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-13284-0
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- 書籍番号
- R-3284
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モニター ゆりあんみつ
面白く読ませていただき、あっと言う間でした。イタリア風景の色鮮やかな描写と、真面目なヒロインが恋に落ちていく瞬間ドキドキしました。タイミングの悪さと、かたくなな想い、頑固な態度、無事に物語が終わるかとハラハラしました。ヒーロー対ライバルの関係の伏線が感慨深かったです。ヒーローの魅力は勿論、ライバルのキャラがたっているので読み応えがありました。このライバルのロマンスをリクエストしたいくらいです。
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モニター
親に不満をもちながらも従順だったヒロインが復讐のため近づいてきたヒーローに出会ったことで変わっていく心の変化がわかりやすかった。人を信じないヒーローが最後にはヒロインにメロメロになるのが面白かった。
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モニター
この作品は視線というものを上品に扱っているように思いました。ヒーロー、ヒロインの物語が交互に展開していくことにより、それぞれの心情や行動に自然に同調していくことが出来ます。二人の想いが通じるまでが丁寧に描かれており、ロマンティックさが視線から言葉に緩やかに変化していきます。この作品の関連本も刊行予定とのことで楽しみです。
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dragon
リディアとラウルの情熱的な恋が素敵でした。二人の気持ちの変化に夢中になり、すれ違いに胸キュンしてあっという間に読みました。
イギリスで看護教育を受け、救急外来に長年勤務する。バックパックを背負っての旅行中に芽生えたロマンスを経て結婚し、オーストラリアに移り住む。現在も3人の子供とともに住むオーストラリアは、彼女にとって第二の故郷になっているという。