ハーレクイン・シリーズ
訳あって逃げるようにロンドンへやってきたアシュリーは、 安宿住まいを続けながら通いのメイドとして働いている。 しかし、冬のこの時季は宿泊代が高騰し、もう限界だ。 当てにしていた友達の家にも泊めてもらえなくなり、 彼女は高級住宅地にある派遣先の豪邸に住み込むほかなくなった。 家の主であるギリシア人大富豪のルーカス・クリストフェデスは、 クリスマスが終わるまでここには来ないというから、きっと大丈夫。 ところがある日、不意に帰宅したルーカスに見つかってしまう。 警察に突き出されると怯えるアシュリーに向かい、彼は言い放った── この借りを返すには、ぼくの恋人のふりをしろ!
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2017年11月20日
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- 著者
- キャンディ・シェパード
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- 訳者
- 泉智子
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- 定価
- 723円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2017年11月02日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-22492-7
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- 書籍番号
- I-2492
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- ミニシリーズ
- メイド物語
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モニター
羨ましいほどのシンデレラストーリーです。ヒロインの正直で真っ直ぐな性格は清々しく、人間不信のヒーローも次第に惹かれていきます。両者の視点があるので、その過程もよく分かるし、物語もテンポよく展開し、一気に読めました。特にプロポーズの場面は、女性なら誰もが憧れるシチュエーションで、クリスマスの雰囲気も重なり、とても素敵で印象に残りました。極端に意地悪な登場人物もなく、読後感も良くおススメの作品です。
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モニター
ヒロインがどうなるのか、ドキドキしながら読みました。恋人のふりをしていても、相手を思う気持ちを忘れていないヒロインの素直さに惹かれました。何回も読みたい物語です。
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shiaki
ヒーロー・ルーカスの仕事のために恋人のふりをするという契約を結んだヒロイン・アシュリー。二人とも魅力的だからお互い惹かれていくのがヒロインとヒーローのどちらの視点からも描かれているのですが、やっぱりどちらも互いにこれは恋人のふりをしているだけと気持ちをとどめているのがじれったい! でも、そこがまた何ともいいんです。庶民的でカジュアルなアシュリーがルーカスに連れられてセレブな女性になるべく買い物をするシーンは「プリティ・ウーマン」みたいで好きです。〈メイド物語〉という4人の女性のシリーズものですが、作家競演でそれぞれ違う作家さんが書かれているのでこの本単独でも楽しめます。
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モニター
ヒロインが最初にとった行動には共感できませんでしたが、ヒーローがとにかく紳士で素敵です! 読んでいるとロンドンの美しいクリスマスの情景が目に浮かび、ワクワクしました。
女性誌の編集者としての経験を重ね、大手雑誌出版社の編集長として活躍した後、ロマンス小説家に転身した。幼い頃から大の活字好きだった彼女にとってはまさに必然の経歴と言える。オーストラリアのシドニー近郊にある小さな農場で、夫と娘、いろいろな動物たちと共に暮らす。一目惚れで結婚した夫とは今も大恋愛中で、ロマンス小説を地でいく生活を送っている。