ハーレクイン・シリーズ
十万ドルの純潔
貧しいウエイトレスを、大富豪は買った。
父の手で売られた、かつての恋人を。
雪が舞う2月の夜、レティは念願の恋をついにかなえた。 ダレイオスは10年の間に、ギリシア人富豪として成功していた。 そして彼女をやさしくベッドに誘い、喜びを与えた。 ところが目を覚ましたとき、レティは彼からこう言われた。 「きみは10万ドルで、バージンを売ったんだ」 いったいどういうこと? レティは小切手を投げつけられ、 深夜の寒い通りへ追い出される。まるで商売女のように。 みじめに捨てられた彼女は、ダレイオスを忘れようとした。 数週間後、小さな命が宿ったことがわかるまでは……。
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- 頁数
- 224頁 / 新書判
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- 発行日
- 2017年10月05日
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- 著者
- ジェニー・ルーカス
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- 訳者
- 中野恵
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- 定価
- 723円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2017年09月21日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-13277-2
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- 書籍番号
- R-3277
読者レビュー
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モニター
最初から衝撃的な内容だったので、どういう展開になるのか全く分からずレティとダレイオスの関係がどう進行していくのか想像できませんでした。心情の移り変わりが不安にさせたり、時には温かな気持ちにさせてくれたり複雑でした。自分本来の姿を見つめたり、人との関わりの重要性を再認識させられました。
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くぅ。
相手を思うあまり勝手にそれぞれ暴走する父娘。それに振り回されるヒーロー。「家族を許す」がテーマです。「家族」って遠慮がなく、良かれと思って行動する愛すべき厄介な人たち。他人より身近な分、許すって難しい。相手を思う気持ちも伝えないと伝わらない。誤解・すれ違いを修復するのは大変だなぁと思った作品でした。
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モニター
純潔を奪った上、罵声を浴びせ家に送りもせず寒空の下に放り出すヒーロー。最初が酷すぎだったせいか読み進めて行くにつれヒロインを守ろうとするヒーローには加点が付きました。
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書店を経営する両親のもと、たくさんの本に囲まれ、アイダホ州の小さな町で遠い国々を夢見て育つ。16歳でヨーロッパへの一人旅を経験して以来、アルバイトをしながらアメリカ中を旅する。22歳でのちに夫となる男性に出会い、大学で英文学の学位を取得した1年後、小説を書き始めた。育児に追われている今は執筆活動を通して大好きな旅をしているという。