ハーレクイン・シリーズ
愛の忘れ形見
私はただの繭。赤ちゃんを産んだら、
からっぽになって去るだけ……。
天涯孤独のアリナのお腹には今、小さな命がすくすく育っている。 でも、その子と彼女に血のつながりはない。 度重なる流産の末とうとう子宝に恵まれなかった友人夫妻のために代理母を買って出たのだが、不幸な事故で夫妻はこの世を去ったのだ。 悲しみのなか、アリナは亡き友の兄で大富豪のイーサンを訪ね、 お腹の子の保護者になってほしいと頼む。 赤ちゃんには、本当の親族に愛され幸せになってもらいたいから……。 だが、イーサンの答えはアリナの予想をはるかに超えていた── この代理母契約のことを知る者が他にいないとわかるや、彼は言った! 「だったら、この子供は僕ら二人の子供にしよう」
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2017年10月05日
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- 著者
- ベラ・ブキャノン
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- 訳者
- 北園えりか
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- 定価
- 723円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2017年09月21日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-22485-9
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- 書籍番号
- I-2485
読者レビュー
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モニター
つらい過去を持つヒロインと、人を愛せないと思っているヒーロー。このもどかしさがどうやって解消していくのかワクワクしながら読めました。愛せないと思い込んでる時でもちゃんと守ってくれるヒーローがとても格好よかったです。
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きょんきち
重い内容とヒロインの再生物語で気持ちが沈んでもおかしくないストーリーなのに、読後、happyな気持ちになれる本書は逸品!
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モニター
序盤、何でも勝手に進める傲慢キャラかと思えたヒーローでしたが、出会った瞬間からヒロインに感じた激しい情熱のまま彼女に押し迫るようなことはせず、友人夫妻の死とは別に、つらすぎる過去の痛みも抱えた彼女と、まずは心の絆を深めようと努める抱擁力がとにかく素敵! 悲しいきっかけで出逢った二人ですが、題名どおりの、本当に優しいお話でした。
イングランド南岸の町に生まれ育ち、家族とともにオーストラリアへ移住した。現在は、全力で愛し支えてくれる“ソウルメイト”である夫とアデレード北部近郊に住む。ハーレクイン小説以外にも、地元での執筆活動として短編や詩を書いている。