ハーレクイン・シリーズ

愛の忘れ形見
私はただの繭。赤ちゃんを産んだら、からっぽになって去るだけ……。
天涯孤独のアリナのお腹には今、小さな命がすくすく育っている。でも、その子と彼女に血のつながりはない。度重なる流産の末とうとう子宝に恵まれなかった友人夫妻のために代理母を買って出たのだが、不幸な事故で夫妻はこの世を去ったのだ。悲しみのなか、アリナは亡き友の兄で大富豪のイーサンを訪ね、お腹の子の保護者になってほしいと頼む。赤ちゃんには、本当の親族に愛され幸せになってもらいたいから……。だが、イーサンの答えはアリナの予想をはるかに超えていた──この代理母契約のことを知る者が他にいないとわかるや、彼は言った!「だったら、この子供は僕ら二人の子供にしよう」
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2017年10月05日
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- 著者
- ベラ・ブキャノン
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- 訳者
- 北園えりか
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- 定価
- 723円(税込)
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- ISBN
- 978-4-596-22485-9
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- 書籍番号
- I-2485
イングランド南岸の町に生まれ育ち、家族とともにオーストラリアへ移住した。現在は、全力で愛し支えてくれる“ソウルメイト”である夫とアデレード北部近郊に住む。ハーレクイン小説以外にも、地元での執筆活動として短編や詩を書いている。