ハーレクイン・シリーズ
楽園行き片道切符
マックスは妹の派遣会社から来る秘書の無能ぶりにいら立っていた。妹の思惑はわかっている——能力ではなく容姿で女性を選び、妻の死以来、仕事に凝り固まってしまった兄の心をほぐそうというのだ。こうして次々と魅力的な秘書が送り込まれてくるが、マックスが求めているのは速記のできる有能な秘書だ。再三の要求に根負けして、妹はジリーという女性を派遣してきた。ジリー・プレスコット、二十一歳、ニューカッスル出身、速記能力は抜群……ただし、地味で、あか抜けない田舎娘。一方、ジリーはロンドンで臨時秘書の職を得たことを喜び、幼なじみのリッチーとの再会をひそかに期待しながら、マックスが待つオフィスへ向かった。持ち前の率直さとユーモアのセンスを頼りに厳しいボスのもとへと。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2015年01月20日
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- 著者
- リズ・フィールディング
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- 訳者
- 泉由梨子
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- 定価
- 628円(税込)
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- ISBN
- 978-4-596-76192-7
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- 書籍番号
- HR-192 (初版R-1587)
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- ミニ
シリーズ - ボスに恋愛中
- ミニ
イングランド南部バークシャー生まれ。二十歳のときアフリカに渡り、秘書の仕事に就いた。土木技師と結婚し、その後十年間をアフリカと中東で暮らす。夫は激務で、彼の帰宅を待つ長い時間、ものを書いて過ごすうち作家の道に。現在はイングランドに戻り、ウェールズに住んでいる。夫とのあいだに二人の子供がある。