ハーレクイン・シリーズ
情熱のマスカレード
有名実業家の愛人の娘として生まれたバーナデッドは、 後ろ指をさされて育ちながらも長年の夢を叶え、医師となった。 その年の誕生日、彼女のもとに贈り主の名前のない花束が届いた。 誰から? 疑問を抱いたまま出掛け、一人の男と鉢合わせした。 ダントン──6年前、思わせぶりな言葉で惑わせておきながら、 私が懸命に語る理想を嘲り、翌日にはほかの女と去っていった男。 彼は変わらぬ不敵な笑みを浮かべ、仮面舞踏会へと誘ってきた。 “君が僕を見つける前に、君を見つけてみせる”と言って。 私が本当は彼を忘れられずにいたと、見透かされているの? 二度とあの人に振り回されたくないのに。彼女は不安に脅えた。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2017年09月20日
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- 著者
- エマ・ダーシー
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- 訳者
- 森洋子
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- 定価
- 713円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2017年09月07日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-55412-3
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- 書籍番号
- PB-212 (初版I-626)
読者レビュー
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モニター
出だしから勢いがあって最後まで一気に読めました。ヒロインの言動は、一見傲慢で鼻持ちならないヒーローの性格や行動が気にならなくなるぐらい強烈だけど、それまでの誰も愛することも愛されることもできなくなっていた境遇が丁寧に描写されていたので納得できました。ロマンス以上にお互いに徐々に歩み寄るヒロインと父親の描写にも胸を打たれるお話でした。
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モニター
ヒロインの生い立ちが複雑なため素直になりきれないところをヒーローが純愛で見守り続けてきたことに感心してしまいました。ヒーローの愛がヒロインの心の闇を完全に払拭するラストの盛り上がりも森洋子先生翻訳の自然な日本語で一気に読むことができました。
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モニター
ヒーローが6年間もの間、ヒロインの成長を見守る姿勢に、胸キュンでした。私も、見守って欲しいと切に願いました。
フランス語と英語の教師を経て、コンピューター・プログラマーに転職。ものを作り出すことへの欲求は、油絵や陶芸、建築デザイン、自宅のインテリアに向けられた。また、人と人とのつながりに興味を持っていたことから、ロマンス小説の世界に楽しみを見いだすようになり、それが登場人物たちを個性的に描く独特の作風を生み出すもとになった。