ハーレクイン・シリーズ
ギリシアの悪魔
なんとかして弟を助けたい……ブリスは必死だった。 彼女の弟は勤め先の店から横領の疑いをかけられ、 オーナーのギリシア人大富豪パリスに訴えられそうになっている。 意を決して彼を訪ねたブリスに、彼は容赦ない言葉を浴びせた。 「弟を見逃してやる代わりに、君は何を差しだすんだ?」 地位も財産もすばらしい容姿も、彼はすべてを持っている。 唯一手に入れていないものは……わたし? ああ、なんてこと! パリスは2年前に求婚を断ったブリスを諦めていなかったのだ。 わたしが断れないように、彼は弟をはめたのに違いない。 家族を守るため、彼女は愛なき結婚を受け入れるしかなくて……。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2017年09月20日
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- 訳者
- 南和子
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- 定価
- 682円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2017年09月07日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-58008-5
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- 書籍番号
- K-498 (初版I-2217)
読者レビュー
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ひろちゃん
最初は愛の無い結婚や結婚後の孤独感があり、ヒロインはなんて可哀想なんだろうと思ってました。最後には結婚してよかったなぁと思えるくらいよかったです。ハーレクインを初めて読みましたが、続きが気になり一気に読めました。
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モニター
正反対の環境で生まれ育った二人、「悪魔」と呼んで彼を責めるヒロインと、弁解もせず強引な態度に出るヒーロー。愛し合っていると知り解り合えるのは、やはり言葉なのだと実感しました。ちゃんと伝えることの大切さ、ちゃんと聞くことの寛容さを忘れないようにしようと思います。難しいですが・・・。
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モニター
ブリスにとって大切な愛すべき弟。その弟をかばうために冷徹なギリシア人実業家のパリスと望まない結婚へ・・・そこから動き出す物語。ブリスの心の動き、パリスの本当の心とは・・・。ギリシアの風景とともに読み進んでいけるハーレクインならではのロマンスたっぷりの作品だと思います。
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ロマンスの草創期に活躍した英国人作家。第二次大戦中、14歳の頃から労働を強いられ、苦しい生活の中で“現実が厳しければ厳しいほど人は美しい夢を見る”という確信を得て、ロマンス小説を書き始める。32歳で作家デビューを果たし、30余年の作家人生で約70作を上梓。生涯独身を通し、1989年に永眠するも、ロマンスの王道を貫く作風が今も読者に支持されている。