ハーレクイン・シリーズ
クララの秘密
わたしは都合のいい妻、愛されない妻。
そのうえ望まれぬ子を身ごもったら……。
仕事に夢中な大富豪ジェイコブとの結婚に嫌気がさしたクララは、 都合のいい妻でいるのがつらくて、身の回り品だけを手に家を出た。 その後、新たな命を授かっていることに気づいたが、 子供は欲しくないと明言していた彼に知らせるつもりはなかった。 愛されないならいっそ別れたいと再三訴えるクララに対し、 彼はつねに弁護士を通じて、離婚には応じないと伝えてきた。 だが5年後、イベント業を営むクララのもとにジェイコブが現れ、 余命わずかな父のために家族パーティを企画してほしいと頼んでくる。 密かに産んだ娘の存在、いまだくすぶる彼への愛は、知られたくない! 悩み苦しむ妻に、夫は言った。「引き受けてくれるなら、離婚に応じる」
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2017年09月20日
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- 著者
- ソフィー・ペンブローク
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- 訳者
- 北園えりか
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- 定価
- 723円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2017年09月07日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-22484-2
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- 書籍番号
- I-2484
読者レビュー
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グンちゃん
結婚に失敗した2人が再会し、お互いに愛の炎が消えていないことを確認します。「愛の力は失敗を乗り越えられる」は名言ではないでしょうか。心を探り合う駆け引きはゾクゾクもので、恋愛したくなります。
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モニター
ハッピーエンドとわかっていても、思い悩んでなかなか踏み出せないヒーローに、最後までやきもきさせられました。最後は、ほっと幸せな気持ちになります。ちょっと早いですが、クリスマス気分も楽しめます。
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モニター
久しぶりに読んだハーレクイン小説でしたがやっぱり素敵だ!!と思わせてくれる作品。初めて読ませていただいた作家さんでしたが、ヒーローとヒロインの心の動きや葛藤がとても丁寧に描かれていて読みやすくストーリーに夢中になれる作品でした。
学生時代にロマンス小説と出合い、のちにランカスター大学で英語の学位を取るために夜どおしハーレクイン小説を読んだ。それがきっかけで、ハッピーエンドの信奉者となった。自著ではみずからが住んだことのある土地を題材にすることが多く、イングランドの郊外の町に漂う気取ったユーモアやウェールズの山々の野性味、ロンドンの夏の熱気や緊張感を好んで描く。また、主人公たちにお城でキスをさせる傾向があると語る。