ハーレクイン・シリーズ
迷子の秘書をさがして
愛しの社長に片思いの秘書は、
恋の分かれ道で迷子になり……。
父の死後、家族を支えるため身を粉にして働くプリシラは、 昼間は社長秘書、家に帰れば家事や姉の子育てを手伝う毎日。 そんな生活も、姉の再婚を見届けた1年後に終わりを告げた。 悩んだ末に、社長のピーター・B・ロックハートに辞職を願い出たのだ。 それは、届かぬ恋心を隠して彼のそばで働くのがつらかったから。 心機一転、プリシラはさる老婦人の屋敷で住み込みの子守りの職を得る。 老婦人が言うには、知人の子を預かることになったはいいが、 “いやみなバーナバス”と陰で呼んでいる甥から反対されているらしい。 ある日、玄関前に派手な新車が停まり、噂の人物の登場かと思われた。 だがそこに現れたのは、その名もピーター・バーナバス・ロックハート、 彼女が未練を断ち切ったつもりでいた元上司の姿だった!
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2017年09月05日
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- 著者
- エッシー・サマーズ
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- 訳者
- 小池桂
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- 定価
- 723円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2017年08月24日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-22482-8
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- 書籍番号
- I-2482
読者レビュー
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卯月
恋人のいる上司への思いはつのるばかりで、仕事を辞めようと決意したプリシラ。……と、よくあるボスと秘書モノかと思いきや、思いがけない展開が幾つも待ち受けていて、面白かったです。ボスの名前の件はちょっと無理があるかなと思いましたが(笑)。ヒーローとヒロインがそれぞれ勘違いをしていて、二人ともそのことに振り回されるのですが、バーナバスの言動にはやきもきさせられました。なので、真実がわかった時には思わず「そう来たかー‼」と言ってしまいました。恋愛どっぷりの話ではありませんが、二人を取り巻く周囲の人々が魅力的で最後まで楽しく読めました。
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モニター
ヒーローとヒロインのすれ違い、勘違いはハラハラ・ドキドキの連続でした。すごく楽しめました。意外なキューピッドもいましたね!
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マキシー
自分がいつも読んでるジャンルとは違いましたが、ドキドキと面白かったです。バーナバスとプリシラがハッピーエンドでよかった!
1980年代にハーレクイン・イマージュで活躍した、ニュージーランド出身の作家。その古き良きクラシックな世界観は、洋の東西を問わずロマンスファンを今なお惹きつけてやまない。