ハーレクイン・シリーズ
幼さと戸惑いと
ハーレクイン・ディザイア傑作選
無垢な少女に芽生えた恋心は、
無惨にも踏みにじられた。
小さな町ジェイコブズビルの本屋で働くサラは、 客のひとりジャレッド・キャメロンに心惹かれていた。 ジャレッドは町に越してきたばかりで、その素性を知る者はいない。 他人とは打ち解けないタイプのようだが、 サラには幾分心を開き、二人の距離は日増しに近づいていった。 そんなある日、近所でバーベキューパーティが催された。 サラはジャレッドに家まで送り届けてもらうことになり、 一度のキスで火がついた彼に、突然激しく純潔を奪われてしまう。 それはサラが夢見ていたロマンティックなものにはほど遠かった──しかも彼は、サラがバージンだったことを信じてくれず……。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2017年09月20日
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- 著者
- ダイアナ・パーマー
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- 訳者
- 杉本ユミ
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- 定価
- 734円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2017年09月07日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-51772-2
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- 書籍番号
- D-1772 (初版D-1300)
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- ミニシリーズ
- ハーレクイン・ディザイア傑作選
読者レビュー
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パンダ1/2
個人的には現実離れした歴史ものが好みですが、時代は現代でも、主人公たちの歩んできた人生は、とても日本人では考えられない設定で、逆に新鮮でした。ティーンエイジャーのヒロインと、一回り以上年の離れたバツイチのヒーロー。最初はヒーローに振り回されていたヒロインが、話が進むにつれて、百戦錬磨のヒーローの心を虜にし、振り回していくのが面白かったです。脇役の人たちも印象深く、そしてラストの一行が本当に深い。彼らの幸せを祈らずにはいられません。
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モニター
主人公のサラとジャレッドの掛け合いが面白かった。こう言ったらああ言うで、会話が凄い。そんな二人の関係性が変わっていくところが、この作品のときめくポイントでした。のどかな片田舎の住人と、都会で荒波に揉まれてきた人間との考え方の違いや、二人の抱える事情など、読むにつれて物語に熱中し登場人物一人一人が愛しくてたまらなくなった。話が終わってしまうのが嫌なくらいもっと読んでいたくて、読めて満足の一冊でした。
シリーズロマンスの世界で今もっとも売れている作家の1人。各紙のベストセラーリストにもたびたび登場している。かつて新聞記者として締め切りに追われる多忙な毎日を経験したことから、今も精力的に執筆を続ける。大の親日家として知られており、日本の言葉と文化を学んでいる。ジョージア州在住。