ハーレクイン・シリーズ
育てられた花嫁
誕生日プレゼントはプロポーズ……。
すべては大富豪の冷酷な計画だった。
誕生日の夜、リリアナはイサルにバージンを捧げた。 10年間恋い焦がれた後見人の彼に、一瞬でも振り向いてほしくて。 けれどその行動は、大きな過ちでしかなかった。 どうしてイサルが、両親を亡くした12歳の彼女を引き取り、 家から遠く離れた山奥の寄宿学校に閉じこめたのか? 今も厳しい監視の目を光らせ、生活を制限するのか? なにもかもが、私を花嫁にするための計画だったなんて! 今後は夫に従順に尽くし、子供を産み育てるだけ。 イサルが求める、億万長者の愛されぬ完璧な妻として……。
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- 頁数
- 224頁 / 新書判
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- 発行日
- 2017年08月20日
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- 著者
- ケイトリン・クルーズ
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- 訳者
- 朝戸まり
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- 定価
- 723円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2017年08月08日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-13266-6
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- 書籍番号
- R-3266
読者レビュー
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モニター
後見人イサルと被後見人リリアナ、二人の立場がいつの間にか逆転しいく過程に引き込まれてあっという間に読み終えました。冷酷なイサルがリリアナに冷たい態度をとりながらも恋焦がれている心情が伝わってきて、何で素直になれないのかと歯がゆかったのに比べ、リリアナは素直にイサルへの恋心を認めたあたり、その成長に役者が一枚上手と感心しました。
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マユマユキリン
頑なで傲慢な後見人イサルと、寄宿学校を出た後は、普通に暮らしていきたいと反発する美しく成長したリリアナのすれ違い…。惹かれているのにその気持ちが何なのか分からず、強引に我を押し通そうとするイサルに対して、揺れ動くリリアナの繊細な心の動きが、切なく、もどかしく、本当に美しい物語でした。
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モニター
初めは、読んでいてリリアナがどうなるかと思ってハラハラしました。最後は感動的でした。最高の作品でした。
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ニューヨークシティ近郊で育つ。12歳のときに読んだ、海賊が主人公の物語がきっかけでロマンス小説に傾倒しはじめた。10代で初めて訪れたロンドンにたちまち恋をし、その後は世界各地を旅して回った。プラハやアテネ、ローマ、ハワイなど、エキゾチックな地を舞台に描きたいと語る。