ハーレクイン・シリーズ
その夜、メイドのレイニーは強欲でわがままな伯爵夫人に従って、 モナコの王族が主催する舞踏会にいた。 そこで突然、世界的な億万長者カシウスからダンスに誘われる。 気づいたとき、レイニーは彼のペントハウスにいた。 「僕が君を喜ばせられなかったら、1千万ドルやろう。 だが喜びを味わえたなら、僕の子供を宿してもらう」 カシウスの冷酷だが熱い誘惑に、無垢なレイニーはとまどった。 バージンの身で彼に従ったのは、病弱な祖母と盲目の父にお金を送るため? それとも……彼が運命の男性だと信じたため?
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- 頁数
- 224頁 / 新書判
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- 発行日
- 2017年08月05日
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- 著者
- ジェニー・ルーカス
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- 訳者
- 東みなみ
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- 定価
- 723円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2017年07月20日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-13263-5
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- 書籍番号
- R-3263
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モニター
野心家で実の父親の復讐のためビジネスを成功させたカシウス。家族を養うため、けなげに働いているレイニー。父親に見せびらかすための家族を作るべく、彼はレイニーにプロポーズ。「愛は無い」と言い切る傲慢な彼に負けず、彼女は自分の気持ちをぶつける。耐え忍ぶだけのヒロインでは、ない。過去にこだわるカシウスと過去を乗り越え、今ある現実に向き合い、一生懸命生きるレイニーのロマンス。読み応え十分です。
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ひよんかな
シンデレラストーリーでもありますが、お金では買えないかけがえのない愛を得た大富豪。運命の赤い糸ってこういうことだと思います。レイニーのひたむきな愛に感動。カシウスが本当の愛を手に入れるまでドキドキしながら読んでいきました。レイニーとカシウスのロマンスが素敵で読み終えた後ほうっとして心が温かくなりました。
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みか
貧乏なのにアメリカからモナコへ働きに行って伯爵夫人付きメイドで苦労しているヒロインと、どん底から這い上がって復讐に燃える金持ちイケメンマッチョヒーローの話。ラブシーンの描写が丁寧で、違和感なく読めた。リアルな生活はあまり描かれず、二人の関係性だけに集中して読めた。二人の過去や復讐話の顛末もそれほど深く掘り下げられなかった。お互いにどんだけ一目ぼれしたの? そんなに??? と思えた一冊。
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モニター
一口に言って、家族の愛の物語…親子の再生の物語だと思いました。何があっても揺るがないヒロインの懐の深さに、ほっと心が和みます。ヒロインの家族も恵まれた家庭環境ではなかったのにあたたかい。ヒーローが挨拶に来た際の、お父様の言葉が素敵だなと思いました。
書店を経営する両親のもと、たくさんの本に囲まれ、アイダホ州の小さな町で遠い国々を夢見て育つ。16歳でヨーロッパへの一人旅を経験して以来、アルバイトをしながらアメリカ中を旅する。22歳でのちに夫となる男性に出会い、大学で英文学の学位を取得した1年後、小説を書き始めた。育児に追われている今は執筆活動を通して大好きな旅をしているという。